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メールマガジン72号(2017年11月5日)

「口腔ケアによる肺炎予防」  北海道歯科医師会

 初雪を知らせる「雪虫」が見られるようになり、北海道の冬の始まりが告げられ、風邪をひく人が増えてきています。 
 「肺炎」は、2015年度の厚生労働省の人口動態統計によると、日本人の死亡原因の第3位で、肺炎で亡くなった方の96.9%が65歳以上でした。
 高齢者の肺炎の約70%は誤嚥が原因の「誤嚥性肺炎」だと言われています。通常、口から入った食べ物は、咽頭から食堂を通って胃まで届きます。しかし、飲みこむ力が弱くなった高齢者では、食べ物や寝ている間に飲みこむ唾液が、誤って気管に入り込むことがあります。食べ物や唾液と一緒に気管に入り込んだ口の中の細菌が肺に入り込んで炎症を起こします。
 体力や抵抗力が弱っている高齢者にとって、細菌は大敵です。長く健やかな健康状態を維持してもらうため、そして快適に毎日を送るためにも、口の中の細菌を減らすことで「誤嚥性肺炎」の発症リスクを減らしましょう。
 加齢に伴い唾液の分泌量が低下し、手が動きにくく、思うように歯磨きができなくなってきますので、“口腔ケア”が必要です。
 定期的な歯科健診と、プロの手でのメンテナンスをお勧めします。