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メールマガジン66号(2017年5月5日)

「口腔ケア(セルフケア&プロフェッショナルケア)について」 北海道歯科医師会

 

 歯科の二大疾患である「むし歯」と「歯周病」はどちらも生活習慣病といわれています。
 食後の「食べかす」を放置するとむし歯と歯周病の原因となる「細菌性プラーク」になり、さらに放置すると「歯石」など歯ブラシでは除去しにくいものに変化していきます。
 「口腔ケア」には、自分で毎日行うセルフケアと、歯科医師会や歯科衛生士などの専門家が行うプロフェッショナルケア(専門的口腔ケア)があります。食べたらみがくという生活習慣(セルフケア)は一番大切なことですが、食事や生活習慣が変化し、複雑になった現代では、歯みがきだけではむし歯や歯周病の予防は不十分です。とてもきれいにみがける人でもはブラシで60%、デンタルフロスの使用で80~85%程度までしか歯垢を落とすことができません。みがき残しは同じような場所で起こるのでむし歯や歯周病が起こります。
 歯科医院には、歯ブラシでは落としきれない歯垢などを取り除ける専用機器があり、歯ブラシが届きにくい場所などにも対応でき、効果的にクリーニングすることが可能です。
 歯周病菌の住み家になる歯石を専用の器具を使って徹底的に除去(スケーリング)します。歯石は歯周病の大きな原因で、歯みがきでは取れないので定期的に除去する必要があります。
 PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)は専門的な歯のクリーニングで自分では取り除けない歯周ポケットの歯垢(プラーク)や歯石などを除去したり、歯垢を付きにくくするために歯の表面を滑らかにしたりします。

 また、人それぞれ自分に合った適切なブラッシング方法の指導、虫歯を防ぐためのフッ化物塗布やフッ化物洗口など口腔トラブル予防のための薬剤の紹介やアドバイス、口腔機能の維持や回復のための指導やケア、食介護へのアドバイスもプロフェッショナルケアです。

 プロフェッショナルケアと共にセルフケアが合わさって、はじめて効果の高い予防が可能になりますので、定期的に歯科医院を受診することをお勧めします。