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2019年4月 アルツハイマー病は「脳の生活習慣病」?

 アルツハイマー病は不治の病であるとされていますが、2014年に発表された論文で、2017年時点で少なくとも500人以上の患者が実践し、効果が認められている治療法があるということを本(「アルツハイマー病真実と終焉」デール・ブレデセン著(ソシム㈱刊))で読み大いに希望を抱きました。

 その治療法は、リコード法といい、アルツハイマー病の世界的な権威である米国の医師、デール・ブレセデンによって提唱されたものです。

 論文では、認知症発症のメカニズムを解明し、アルツハイマー病における脳神経を破壊し縮小させる「36の要因」を特定し、これを改善させる治療法を提唱しています。この治療法によってアルツハイマー病とその前段階の患者の認知機能が回復しただけでなく、改善が維持されており、早期なら9割が、そうでなくても多くの場合回復が見られているとしています。その改善には大きく分けて①食事、②運動、③睡眠における方法を提唱しています。すべてをやらなくても効果はあるといいます。

 しかし、この36個の原因を見ると、生活習慣によって発病するといってよく、アルツハイマー病はまさしく脳の生活習慣病といえるのでないでしょうか。

 世界的には2050年までに1億6000万人もの人がアルツハイマー病を発症すると予測されており、これまで以上に予防と治療の必要性が高まっています。これまでは治療法がないというのが医学界の定説でしたが、希望が出てきたのではないでしょうか。