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お子さんが医療機関を受診したり、薬局で薬をもらうとき、会計時に支払いがないことがあります。そのため、子どもの医療費は“タダ”だと誤解されがちですが、子どもの受診にも医療費が発生しています。
医療費は、協会けんぽが8割(小学校入学年度以降は7割)を負担し、残りの2割(小学校入学年度以降は3割)は受診したみなさまの自己負担分となりますが、市区町村が補助を行っており、自己負担が抑えられています。
※ | 各市区町村は、「子どもの医療費無料化」を独自に実施しており、対象年齢や世帯主の所得等により、補助される割合などはそれぞれ異なります。 |
協会けんぽが負担する医療費の財源は、主に保険料です。市区町村の補助の財源は、税金です。
「支払いがないから」と気軽に受診していると、医療費が増えてしまい、結果的に「保険料の引き上げ」や「増税」というかたちで家計の負担が増えることになってしまいます。
大切な保険料や税金をムダ遣いしないためにも、
など、医療費の節減にご協力をお願いいたします。
休日や夜間の子どもの救急外来受診の9割以上が、“軽症”であるといわれています。
お子さんのこととなると不安になりがちですが、「とにかく病院へ」と駆け込むケースが増えると、本当に急を要する重症患者の治療が手遅れになる恐れもあります。
明らかに緊急を要する場合を除いて、平日の診療時間内に受診することができないか検討しましょう。
診療時間外に受診する場合、初診料や再診料に加えて、割増料金が加算されます。特に6歳未満の乳幼児の場合、大人より割増料金が高額になり、医療費は高くなります。
* | 「乳幼児加算」は、「時間外加算」「休日加算」「深夜加算」を算定する場合は算定しません。 |
※ | ( )内の医療費は6歳以上の金額です。 |
休日や夜間に、医療機関を受診するべきかどうか、どう対処したらよいか迷ったときは、「こども医療でんわ相談」などを活用しましょう。
【こども医療でんわ相談 #8000】
全国どこからでも「#8000」をプッシュすると、お住まいの都道府県の相談窓口に転送され、小児科の医師や看護師から症状に応じたアドバイスが受けられます。
※利用できる時間帯は、都道府県によって異なります。
詳しくは、「こども医療でんわ相談#8000」のサイトをご覧ください。
【こどもの救急】
日本小児科学会が運営するホームページです。発熱やけいれん、吐き気などの症状ごとに、受診するかどうかの判断や、対処のしかたをサポートしてくれます。
「こどもの救急」ホームページはこちら
http://kodomo-qq.jp/index.jsp
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と効能や効果が同等であると国から認められている安価なお薬です。ジェネリック医薬品の使用は、医療費の節約につながります。詳しくは、8月の「知っトク!医療保険情報」でお知らせします。
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支払いがなくても、子どもの医療費を意識しましょう |