じめじめした季節が近づくと気になるのが「水虫」。
水虫の原因菌である「白癬菌」は、高温多湿の環境を非常に好む菌です。そのため、梅雨時期から夏場にかけての高温多湿な時期に最も繁殖しやすいのですが、最近ではブーツやタイツを履く生活が習慣化され、冬場でも水虫になる女性も増えています。白癬菌は足だけでなく、頭・手・爪など体のほかの場所でも繁殖して、皮膚症状を起こすため注意が必要です。
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① |
足の裏に汗をかきやすい |
② |
同じ靴を何日も続けて履いている |
③ |
甘いものや脂っこい物を好む |
④ |
どちらかというと脂性 |
⑤ |
足を洗う時、指の間を洗わない |
⑥ |
足の臭いが気になる |
⑦
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家族で同じスリッパを履いている |
⑧
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水虫にかかっている家族がいる
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⑨ |
足の爪の一部が白くなっている |
⑩ |
足の裏がひび割れている |
⑪
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足の指の間がジュクジュクしていたり、ただれたようになっている
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⑫
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足の裏に水ぶくれがあり、かゆみがある
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⑬ |
足の皮がむけて、かゆみや痛みがある |
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あやしいなと思ったら、すぐに皮膚科へ行きましょう!
水虫のすべてに症状があるわけではありません。かゆみがないからと放置している間にも白癬菌はどんどん繁殖してしまいます。早めの発見と早めの治療開始で、水虫は完治する病気です。
また、症状が無くなったからといって、自己判断で治療をやめてしまうと、再発を繰り返すばかりでなく、症状がひどくなる場合もあります。根気強くあきらめずに主治医に相談しながら治療を続けましょう。
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予防と対策
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足の裏や指と指の間などをきちんと洗う。
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入浴後、髪や体を濡れたままにせず乾かす。 |
通気性のよい靴や靴下を履く。 |
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家族への感染を防止する。
・スリッパなどの共用はやめましょう。
・お風呂場のマットはこまめに洗濯し、乾燥させて使用しましょう。
・掃除機をかけて、白癬菌の混ざったほこりやごみを取り除きましょう。
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同じ靴を続けて履かず、こまめに靴干しする。
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むやみに民間療法に頼らない。症状を悪化させる場合もあります。 |
かゆみなどが治まっても最低1カ月は治療を続ける。 |
ちょっとした心がけと正しい治療で水虫対策を行いましょう。