ZTT 
         
        
            
                
                    ZTTは硫酸亜鉛混濁試験とも呼ばれ、肝機能に異常がないかを調べるための検査です。  
                    肝臓に障害があると血清中の蛋白の一種であるγ-グロブリンは増加します。  
                    そこで、γ-グロブリンを調べることで肝機能障害などを見つける手がかりになります。検査は硫酸亜鉛を含む試薬を採取した血液に添加して、濁り具合を測定することで異常の有無を調べます。  
                    ただし、ZTT値が上昇していても、必ずしも肝機能だけに問題があるとは限りませんので、他の検査と組み合わせて、総合的に判断されます。 | 
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        ※生活習慣改善については、こちらをご覧ください。
        基準値
        
        2~12 U(Kunkel単位) 
        
        検査結果に異常がみられる場合に考えられる病気 
        
        慢性肝炎 肝硬変 肝細胞がん 膠原病 骨髄腫 
        
        ※要精密検査、要治療と診断された方はなるべく早く医療機関を受診しましょう。
        ※肝臓の病気については、こちらをご覧ください。 
         
         
        MCV/MCH/MCHC 
         
        
            
                
                    赤血球は、通常、ある一定の量に保たれていますが、出血や骨髄の疾患などが原因で減少すると貧血になります。  
                    MCV、MCH、MCHC検査は、貧血があると判断されたときに、貧血の種類を調べるための検査で、いずれも赤血球数・ヘモグロビン・ヘマトクリットの検査データから算出します(赤血球恒数といいます)。  
                    検査は赤血球の平均的な大きさ(MCV)、赤血球1個あたりの平均ヘモグロビン量(MCH)、赤血球中の平均ヘモグロビン濃度(MCHC)を算出し、その数値からどんな種類の貧血が疑われるかを判定します。 | 
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        ※生活習慣改善については、こちらをご覧ください。
        基準値
        
        MCV 80~98fl
        MCH 28~32pg
        MCHC 30~36% 
        
        検査結果に異常がみられる場合に考えられる病気 
        
        鉄欠乏性貧血 慢性的な出血による貧血 再生不良性貧血
        溶血性貧血 巨赤芽球性貧血 
        
        ※要精密検査、要治療と診断された方はなるべく早く医療機関を受診しましょう。
         
         
        眼圧検査 
         
        
            
                
                    眼球の内部には、ある一定の圧力がかかっています。この圧力によって眼球はその形状とほどよい硬さを保ち、ものを見るための機能を発揮しています。 
                    しかし、眼圧が高すぎると網膜がとらえた視覚情報を脳へ伝える視神経が傷つき、ダメージを受けた部分に応じて視野が欠けてくる緑内障を発症することがあります。 
                    そこで、眼圧を調べると緑内障などを見つける手がかりとなります。検査は、眼球に空気を吹きつけて眼球の硬さを測定し、眼圧の変動を調べます。 
                    なお、日本人には眼圧が正常でも視神経障害が進む正常眼圧緑内障にかかる人も多いため、眼圧検査とともに眼底検査も必要です。 | 
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        ※生活習慣改善については、こちらをご覧ください。
        検査結果に異常がみられる場合に考えられる病気 
        
        緑内障 高眼圧症 網膜剥離 
        
        ※要精密検査、要治療と診断された方はなるべく早く医療機関を受診しましょう。