ジェネリック医薬品の使用割合を薬効分類別にみると、どの薬効のお薬がジェネリック医薬品をよく使用されているのかわかります。
また、全国と比べることで、和歌山県内で特にどの薬効のジェネリック医薬品使用が進んでいないかがわかります。
ジェネリック医薬品の使用状況について、特に全国と比べて使用割合が低い薬効は次のとおりです。
①中枢神経系用薬
全国平均の使用割合が70.2%に対して、和歌山県内の使用割合は59.1%となっており、その差(11.1%)は他の薬効に比べて最も大きくなっています。
「中枢神経系用薬」と聞くと睡眠剤や抗不安剤が思い浮かぶと思いますが、その他にも「総合感冒剤(いわゆる「かぜ薬」)」や「解熱鎮痛剤」等、多くの方が身近に感じるお薬が含まれています。
②外皮用薬
全国平均の使用割合が54.4%に対して和歌山県内の使用割合は45.2%で、その差は9.2%です。
「外皮用薬」とは、塗り薬や湿布等の貼付薬のことです。
貼り心地が変わることが心配になるかもしれませんが、全国では半数以上ジェネリック医薬品が使用されていますので、一度試してみませんか。
使用される数量(規模)が大きい薬効は次のとおりです。構成割合が高いため影響度が大きく、ジェネリック医薬品に切り替えると使用割合の向上に大きく貢献します。
病院にかかる際に、よく処方されるお薬です。
ジェネリック医薬品に切り替えると、最大6割も自己負担額が安くなる場合がありますので、医師や薬剤師に相談してみましょう。
*ジェネリック医薬品に切り替えた際の試算はこちらから(Genecalのサイトにアクセスします)
①循環器官用薬
高血圧や脂質異常等の治療で処方されています。
②消化器官用薬
整腸剤や下剤等が含まれます。
③中枢神経系用薬
睡眠剤や抗不安剤だけでなく、風邪薬や解熱鎮痛剤等も含まれます。
服用中のお薬がある方でジェネリック医薬品への変更に不安がある方は、「お試し調剤」といって短期間の変更も可能で、体調の変化を確認したうえでジェネリック医薬品に切り替えることができます。ジェネリック医薬品への切り替えやお試し調剤については、医師や薬剤師にご相談ください。