生活習慣病予防健診実施機関における請求誤り

発生年月日

令和5年3月14日  

事案

健診機関による要治療者等に対する医療機関への受診勧奨業務委託において、対象者の選定を誤って受診勧奨を実施し、また、協会へ誤って委託費の請求を行ったもの。

発生原因

健診機関において受診勧奨対象者の選定及び請求業務を実施する際、担当者1名が手作業で行っており、誤った対象者を選定した。また、その後のダブルチェックも実施していなかったため、誤った選定に気づかないまま協会けんぽへの請求を行ったことによるもの。

判明日

令和5年5月11日

判明契機

健診機関からの連絡により判明しました。

対応日

令和5年5月11日～令和5年5月24日

対応

健診機関に対して誤って支払った金額を返納いただくこととなりました。また、健診機関から顛末書、本事案の発生原因の確認と再発防止策の提出を受け、協会が実地調査により改善状況を確認しました。

再発防止策

健診機関において、自動で対象者の抽出を行うことができるようシステム改修を行い、手作業による抽出・選定による作業ミスを防止することとします。また、対象者の抽出・勧奨の実施及び協会への請求にあたっては、2名以上により確認を行う手順に見直すこととします。

大阪支部においても、請求の支払いにあたっての確認手順の見直しを行い、また今回の事案について支部内で注意喚起し、支部職員全員に対して確実なダブルチェックの再徹底を図ります。