令和05年06月28日
事案
生活習慣病予防健診委託機関であるA機関が、受診者1名に対し、一部誤った内容の健診結果を通知したものです。
発生原因
OCR帳票に手書きで記載した健診結果の数字が不明瞭であったことから、機械読み取りを行った際に誤った結果で読み込みされ、その後のチェックでも誤登録を見逃してしまったため。
判明契機
A機関からの連絡により事象判明。
対応日
令和05年04月27日
対応
A機関が受診者の勤務先である事業所に訪問し、受診者本人と事業所担当者へ正しい健診結果を手渡し、謝罪を実施しました。
当支部では、A機関による再発防止策等が実施されていることが確認できるまで、健診予約の新規受付業務と健診結果通知の発送業務の一時停止を実施しました。その後、当支部職員がA機関に訪問し、再発防止策が徹底されていることについて、現地で確認が行えたため、一部業務の停止を解除しました。
また、当支部から受診者本人と事業所担当者へ訪問による謝罪を行うため、架電したところ、訪問による謝罪については固辞されました。
再発防止策
A機関において、以下の対策を実施することとし、再発防止を徹底しました。
・OCR帳票の読み取り誤りを防ぐため、OCR帳票へ丁寧な文字・数字の記入を行うことを関係職員に周知徹底しました。
・健診結果データのダブルチェックの徹底など、健診結果データのチェック体制を再構築しました。
・OCR帳票の読み取り精度の設定変更を行い、誤登録の防止措置を行いました。
・職員全員への個人情報の取り扱いに関する研修を実施し、厳格な健診結果データチェックを行うよう職員の意識改革を図りました。