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新年を迎えて

新年明けましておめでとうございます。 
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 昨年10月で協会けんぽは設立から10周年を迎えました。
この間、我が国では、少子高齢化が急速に進行し、日本全体における医療費の伸びも急速に進んでいます。
 長寿、とりわけ健康寿命が伸びることは、大変喜ばしいことです。しかし、現実問題として、社会の支え手である現役世代が減少を続ける一方、団塊の世代がすべて75歳を迎える2025年には、国民の3人に一人が65歳以上となり、医療費はさらに上昇し、世代間格差もさらに広がることが予測されています。
 このように、増加の一途をたどるとされる医療費は、国民皆保険制度の持続において大きな課題であり、現役世代が納得して医療保険制度を支えていくためには、高齢者医療について、安定的な財源を確保し、世代間の給付と負担のあり方を見直すことが急務であると考えます。

 もとより、協会けんぽとしましては、制度の見直しをただ待つのではなく、少しでも加入者及び事業主の皆様に安心して過ごしていただけるように、保険者機能を発揮し、医療保険制度の持続可能性の確保につながる取組を積極的に進めていく必要があると考えております。

 このため、協会けんぽでは、保険者機能の発揮の柱として、第4期保険者機能強化アクションプランを制定し、協会けんぽの役割を基盤的保険者機能と戦略的保険者機能、そして、組織体制の強化を加えた三本柱で目指すべき方向を定め、それぞれの目指すべき姿に向けて講じていくべき取組を明確にしています。

 このアクションプランに基づく主な取組として、事業主とのコラボヘルスにより、特定健診及び特定保健指導を中心とした、健康づくりの取組を推進し、従業員の皆様の健康の維持増進に努めてまいります。また、効率的かつ質の高い医療サービスの実現に向けて、地域の医療提供体制への働きかけや医療保険制度改正等に向けた意見発信を行うとともに、医療費適正化を目的としたジェネリック医薬品の使用促進等の取組も強力に進めてまいります。
 
 さらに、新たな取組として、平成30年度からインセンティブ制度を本格実施しております。この制度は、加入者及び事業主の皆様の健康づくりの取組やその成果に応じて、インセンティブ(報奨金)が付与され、それが2年後の各支部の健康保険料率に反映されるものです。
 協会けんぽは、加入者と事業主の皆様の取組を全力でサポートいたしますので、共に取り組んでいただきますようお願いいたします。

 これらの取組が、加入者及び事業主の皆様の健康の維持増進につながるとともに、将来の医療費の抑制にもつながり、国民皆保険制度の安定化の一助となることを期待しています。
 本年も協会けんぽは、協会けんぽの基本使命である、皆様の健康増進を図り、良質かつ効率的な医療が享受できるようにし、もって皆様の利益の実現が図られるよう最大限努めてまいります。

 新年を迎え、役職員全員が新たな決意と抱負を胸に、全力で取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

全国健康保険協会

理事長 安藤 伸樹