忙しい生活の中で、ほっとすることのできる時間のひとつが「おやつの時間」という方も多いのではないでしょうか。「おやつ」を日常的に食べていても体重が変わらない人と、年々増えていってしまう人がいます。違いはどこにあると思いますか?食べ方・選び方のポイントを押さえて健康的におやつを楽しみましょう。
「3時のおやつ」ってホント?
まず、おやつを食べる最適な時間帯についてです。人間の体内では、体脂肪を溜め込むたんぱく質【BMAL-1(ビーマルワン)】の分泌量が時間によって変わります。このBMAL-1の働きが最も低下する午後2~4時頃が摂取したカロリーを体脂肪として溜め込みにくく、おやつに最適な時間と言えます。逆に夜~翌朝にかけて【BMAL-1】が活性化するので、夕食後のデザートや甘い飲み物などは体重に響きやすくなります。
気をつけたい、カロリーと食べる量
次に、おやつに最適なカロリーについてです。一般的には1日に200kcal程度が適量と考えられています(※1)。これは1日の摂取カロリーの1割程度にあたります。市販の食品はカロリー表示が付いているものがほとんど。表示を見てから選ぶという習慣を付けておくと良いですね。また、一般的に「和菓子より洋菓子は高カロリー」というイメージがあるかもしれませんが、たれに砂糖を使うみたらし団子は2本で約300kcal、卵白でふんわりとボリュームを出すシフォンケーキならば1カット約180kcal。和菓子か洋菓子かというよりも、量やカロリーを意識して選びたいですね。
※1:間食のエネルギー(カロリー) | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
おすすめのおやつの種類は?
もちろんカロリーを気にせずおやつを楽しみたい時もあると思います。たくさん食べた次の日はおやつを減らすなど、調整を心がけることで心身ともに健康的な身体を維持していきたいですね。