現代の忙しい生活スタイルにおいて、心身の健康を保つためには食生活のほかに、適切な運動と十分な睡眠が大きく関わっていると言われています。今回は私たちが日常で気を付けたい運動と睡眠についてのポイントを紹介します。
運動と心身の健康の関係
運動は体力をつけるのはもちろん、心身の健康にもよい影響をもたらします。運動によって心肺機能が促進され、血液循環が改善されることで、ストレスや不安の軽減にも寄与します。適度な運動は免疫系を強化し、炎症を抑制する働きもあります。さらに、脳内の神経伝達物質を活性化させ、気分を向上させる効果もあります。以上の点から、運動は私たちにとって、心身のバランスを保つために不可欠な要素と言えるでしょう。
睡眠と回復力
良質な睡眠は、私たちの回復力と健康維持に不可欠です。睡眠中には体細胞の修復や成長が行われるため、十分な睡眠をとることは細胞レベルでの健康を促進します。さらに、記憶力や学習能力の向上にも関連しており、知識の定着にも重要な役割を果たします。不規則な睡眠パターンや睡眠不足は、ストレスや不安の増加、免疫力の低下、さらには代謝異常などの健康問題を引き起こす可能性があります。
【睡眠の質を上げるコツ】
夕食は就寝3時間前、入浴は就寝2時間前までに
眠る前はスマホの操作、アルコール・カフェインの摂取を控える
就寝前は軽いストレッチ、アロマや心地よい音楽でリラックスする
「これならすぐにできそうかな?」ということから始めてみてもいいかもしれません。
バランスが大切
運動と睡眠は、健康的な生活を送る上で調和させることが重要です。運動しすぎて疲れ果てた状態で睡眠不足が続くと、逆に健康に悪影響を及ぼすことがあります。また、夜に激しい運動を行った場合、快眠に向けて準備をしている体が驚いて寝られない羽目に…。ランニングやジョギング、筋トレなど息が上がる運動は、睡眠の3時間前までに終わらせましょう。運動の種類や強度、睡眠時間や質についてもバランスを考えながら取り組むことが大切です。
運動と睡眠は、私たちの健康と幸福を築く上で欠かせません。運動によって心身の健康が促進され、睡眠によって回復力が高まります。しかし、バランスを保つことが大切であり、過度な運動や睡眠不足は健康に悪影響を及ぼす可能性も。日々の生活において、運動と睡眠の両方を適切に取り入れ、心身の調和を大切にしましょう。
参考:e-ヘルスネット(厚生労働省)