令和03年04月07日
あさりは和食でも洋食でも何にでも合う万能食材ですよね。
1年中店頭に並んでいるあさりですが、あさりの旬が年2回あるのをご存知ですか?
春は産卵を控えた時期で身が肥えて美味しいとされる第一の旬に当たります。
あさりは秋にも産卵をするので9〜10月頃に第2の旬を迎えます。
◎あさりは栄養満点!?
あさりには、貧血予防に効果的なビタミンB12や鉄分がたくさん含まれています。
そのほかタウリンも豊富です。
あさりが美味しいのはこのタウリンの「旨味成分」のおかげです。
タウリンにはコレステロールを低下させたり、疲労回復を促したり、肝機能を強化するなどたくさんの効果も期待できます。
あさりと一緒にビタミンCを摂取するとあさりの栄養の吸収率がアップしますのであさりを料理する際にはトマトやブロッコリー、レモンなどのビタミンCが豊富な食材を一緒に使うといいですね。
また過熱した時に出る汁に旨味成分を栄養素がたっぷり含まれるので、煮汁も一緒にとれる汁物や炊き込みご飯などの調理法がおすすめです。
◎美味しいあさりの見分け方って?
あさりの「縞模様」をよく見てみてみると、それぞれ模様が異なっているのがわかります。
この模様があさりの年齢を表しているのです。あさりが大人になるには2年くらいかかりますが、一番美味しいのはそのあとの3〜4年目のあさりなので、模様が3〜4本くらいのあさりを選ぶのがおススメです。
形が平たいものが沖の方で獲れたあさりで、丸いものは浅瀬で獲れたものや養殖のものがほとんどです。
沖のあさりの方が水圧や水の流れのストレスを受けながら育っているため、沖で育った平たいあさりのほうが、身が締まった美味しいあさりになります。
◎こんなあさりにはご注意を!
口が開ききったものだと分かるものや軽く衝撃を与えても身動きしないものは鮮度が落ちている可能性もあるので避けましょう。
またお店の店頭で選ぶ際にパック内の海水が白濁しているものも、鮮度が落ちている可能性があるので選ばないようにしましょう。
しっかりと口を固く閉じているものや水管を出しているものが新鮮なあさりです。
貧血予防や動脈硬化予防の効果もある美味しいあさりを上手に選んで、ご家庭でお味噌汁や炊き込みご飯、酒蒸し、クラムチャウダーなどいろんな料理でぜひ旬のあさりを味わってみてくださいね。