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歯周病と糖尿病

歯科健康コラム

第4回

歯周病と糖尿病



 近年、TVのCMで頻繁に耳にする歯周病について予防と治療が必要な理由を全身疾患の糖尿病と関連付けてお話します。

 歯周病とは歯周病原細菌が歯周ポケット(歯肉と歯の間の溝)に付着することによって引き起こされる感染性炎症です。

 

 ≪歯周病の自覚症状≫

 ・歯肉が赤くなっている
 ・歯肉が腫れている、歯が浮いた感じがある
 ・歯周ポケットから膿がでている
 ・歯肉が下がり歯が長く見えてきた
 ・歯が動き出した
 ・口臭がある

 

 口腔内の衛生状態が悪くなることで歯周病は進行していきます。

 歯周病治療では炎症の改善のため口腔内の清掃を徹底し、外科処置も含めて治療をします。しかし、歯周病に関係している全身疾患がある場合は歯周病治療を長期化したり悪化させる場合があります。

 例えば、糖尿病の加療中に血糖コントロールが不良な場合、歯周ポケットの外科的処置、抜歯などの処置にて治癒不全や合併症を発症する可能性が高くなり、歯周病を悪化、再発させやすくします。これにより、重度の歯周病が糖尿病のコントロールを困難にする場合があります。

 血糖コントロールが良好であれば歯周治療は良好な結果になると考えられています。糖尿病は歯周病の発症と進行に関係しており、歯周感染は糖尿病の血糖コントロールの悪化に関係しています。

 

 ≪糖尿病の自覚症状(抜粋)≫

 ・のどが渇く、水分をよく摂取する
 ・頻尿である
 ・疲労感がある
 ・小さな傷でも治りにくい
 ・眼がかすむ
 ・足にしびれ感がある

 

 歯科、医科は連携することで治療を進めています。自覚症状があれば受診し相談されることをお勧めします。また歯周治療の過程で全身疾患に気づく場合もあります。

 口腔内から全身へと健康を保つことが大切です。





    よ坊さん

 日本歯科医師会PRキャラクター「よ坊さん」

一般社団法人 徳島県歯科医師会

副会長   大西 和久 先生