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B型・C型肝炎を正しく知って、ウイルス検査を受けましょう!

B型・C型肝炎を正しく知って、ウイルス検査を受けましょう!

~ 肝炎ウイルス検査を受けたことがありますか ~

 

 肝がんの原因は、B型肝炎が約15%、C型肝炎が約65%とウイルス性肝炎が大部分を占めており、肝がんによる年間死亡者数は、毎年全国で約3万人となっています。
 最新のデータによると、わが国の肝炎ウイルスの持続感染者(キャリア)は、B型が110万人から140万人、C型が140万人から180万人存在すると推定されています。
 また、愛媛県の平成22年の肝がん(肝及び肝内胆管)死亡者は526人、死亡率(人口10万対)は37.0と全国25.9より高く、75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対)も愛媛県10.8と全国7.6を上回り全国ワースト2位となっています。
 このことから、愛媛支部においては、ウイルス性肝炎を「早期発見」し、肝がんになる前に「早期治療」に繋げることが重要と考え、積極的に取り組んでいきます。
※ 平成25年の75歳未満年齢調整死亡率は、愛媛県8.16(全国5.97)で全国ワースト3位です。

 

肝炎 Q&A 

Q 自覚症状がないから、肝炎に感染していないでしょう?

A そんな事はありません。肝臓は、「沈黙の臓器」といわれ、なかなか症状に現れません。
   また、健康診断で行うAST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPなどの一般的な肝機能検査で異常を指
  摘されなくても肝炎ウイルスに感染していることがあります。また、肝硬変や肝がんでも自覚症
  状がほとんどありません。そのため、気付くことなく感染している方もいますので、一度は肝炎
  ウイルス検査を受けることをおすすめします。

参考 厚生労働省のホームページ(肝炎総合対策の推進)

    

Q 肝炎ウイルス検査って面倒だよね・・・

A 血液で簡単に検査できます。
  健康診断のオプションに含まれている場合は、通常の採血と一緒に肝炎ウイルス検査をするこ
  とができますので、職場などの健康診断の際にあわせてお申し込みください。
   (協会けんぽでは、これまで検査を受けたことがない方を対象として、検査費用の70%を補助しており、
    自己負担額は最高612円となります。)

   また、職場で健康診断を受ける機会のない方は、保健所もしくは委託医療機関で無料の肝炎
  ウイルス検査を1回だけ受けることができます。なお、事前申込が必要な場合が多いため、具
  体的な申し込み方法などは、それぞれの実施主体に別途お問い合わせください。

≪ お問い合わせ先 ≫

  ・松山市にお住まいの方は、こちら(松山市ホームページ)

  ・松山市以外で愛媛県民の方は、こちら(愛媛県庁のホームページ:肝炎ウイルス検査)

 

Q 感染が分かったけど、仕事が忙しいから、すぐに病院へ行かなくてもいいよね?

A できるだけ早く病院へいきましょう。ウイルス性肝炎は、多くの場合、自然には治らず慢性化
  して「肝硬変・肝がん」へ進んでしまい、治療も難しくなります。感染が分かったら、早期に
  専門の医療機関で受診して、現在の肝臓の状態を確認してもらいましょう。
   C型肝炎は飲み薬による治療が登場し、インターフェロンを使わずに90%以上の人がウイル
  スを消せるようになりました。B型肝炎は飲み薬やインターフェロンによってウイルスを減ら
  して、肝炎の進行を止めることが可能です。これらの治療は副作用もどんどん減ってきており、
  仕事の制限をすることなく治療を継続することが可能になってきました。B型・C型肝炎の人
  は早期に治療を行って、肝硬変や肝がんができない体にしましょう。

  参考 肝炎に関する製薬会社のホームページ

     ・「肝炎.net」患者さんのための情報サイト (ブリストル・マイヤーズ株式会社)

     ・C型肝炎の正しい知識 (MSD株式会社)

 

Q 医療費は高額になるの?

A 医療費の助成制度があります。国と愛媛県では、肝炎の有力な治療法であるインターフェロン
  治療、インターフェロンフリー治療や核酸アナログ製剤にかかる医療費について、あなたの負
  担額を軽減する助成を行っています。
   あなたの世帯の所得に応じて、上記の肝炎に関する医療費の上限が月当たり1~2万円に軽減
  されます。詳しくは、愛媛県又はお近くの保健所にお問い合わせください。

≪ お問い合わせ先 ≫

   愛媛県庁のホームページ(肝炎対策:肝炎治療に対する医療費助成制度について)

 

Q 治療は始めたいけど、会社にどう伝えればいいの?

A まずは、治療期間や身体への負担について専門家に相談しましょう。肝炎のインターフェロン
  治療は、入院と半年ほどの外来通院が必要です。インターフェロンを使用しない飲み薬による
  治療でも定期的な受診が欠かせません。その上で、会社とも相談しながら仕事をしていくこと
  になります。これまで、「治療のため休職したいが、給与や手当は出るのか」、「休暇制度を
  うまく利用したい」といった就労に関係する問題に適切に対応できる医療関係者や会社はほと
  んど存在しませんでした。
   そこで、愛媛大医学部附属病院(肝疾患診療相談センター)では、社会保険労務士が相談に
  応じる肝疾患に関する就労相談窓口を無料で開設しております。治療が長期間に及ぶ肝炎に、
  患者が働きながら、うまく付き合えるよう医療と労働・社会保険の専門家がタッグで支援をし
  ていますので、ご利用ください。

参考 愛媛大学医学部附属病院(肝疾患診療相談センター)のホームページ

 

                                     監修 愛媛大学医学部附属病院

                                                                          徳本 良雄 先生