令和06年04月05日
令和6年度~令和11年度 第3期山形支部データヘルス計画
データヘルス計画とは、「加入者の健康保持増進」を目的に保険者(協会けんぽや健康保険組合など)が保有する健診・レセプトデータを加入者の健康づくりや重症化予防に活用するもので、平成25年6月に閣議決定された「日本再興戦略」に盛り込まれています。 |
【協会けんぽ山形支部の健康課題(被保険者)】山形支部の特徴として、 ・血圧リスク保有者の割合が男女ともに全国平均よりも高い ・運動習慣要改善者の割合が男女ともに全国平均よりも高い ・山形県における脳血管疾患・急性心筋梗塞の年齢調整死亡率が全国平均よりも高い
●6年後に達成すべき目標県内(被保険者)の健診受診者における血圧リスク保有率を2022年実績(男性58.9%、女性40.5%)未満とする
●目標達成に向けた取り組み◇特定健診血圧リスク保有率が高い「建設業」における被保険者の健診受診率向上に向けた取り組みとして ・被保険者の健診受診率を令和11年度までに87.9%以上とする。 ・生活習慣病予防健診の受診勧奨や事業者健診データの取得勧奨を行う。 ・業界団体(建設業協会等)と連携し、業界機関紙へ啓発記事を掲載する。 ◇特定保健指導 「製造業」における特定保健指導の推進(初回面談実施率の向上)に向けた取り組みとして ・製造業にかかる特定保健指導の初回面談実施率を令和11年度までに45.0%以上とする。 ・健診機関と連携を密にし、当日実施の好事例を横展開する。また、年に1度健診機関との情報交換会を開催し、実績向上に向けた取り組みを共有する。 ・影響の大きい大規模事業所に対し、訪問による特定保健指導の利用勧奨を実施する。 ・「やまがた健康企業宣言」の登録事業所に対し、特定保健指導の利用勧奨を実施す る。 ・バス検診利用事業所に対し、専門事業者と連携した当日保健指導を推進する。 「製造業」における喫煙率の減少に向けた取り組みとして ・喫煙習慣がある者の割合(喫煙率を前年度より低下させる)を令和11年度までに30.2%以下まで減少させる。
・保健指導の機会を通し、禁煙に関する情報提供と支援を実施する。 ・受動喫煙防止や禁煙支援に関する健康づくりセミナーを行う。 ・事業所に対し禁煙や受動喫煙防止の啓発を促し、禁煙への取り組みが促進できる よう協力依頼を実施する。 ◇重症化予防対策 血圧リスク保有者に対する保健指導の推進に向けた取り組みとして ・血圧リスク保有者(特保対象者、総合判定6、服薬者を除く)への面談実施件数を令和11年度までに延べ10,800人以上とする。 ・健診結果より血圧リスク保有者(特保対象者、総合判定6、服薬者を除く)の面談を実施する。 ・山形労働局と連名の文書にて対象者在籍事業所に重症化予防事業に係る協力依頼(事後措置の徹底)を実施する。 ◇コラボヘルス 宣言事業所における運動習慣改善のための取り組みとして ・運動対策に取組む宣言事業所数を令和11年度までに1,000事業所以上とする。 ・手軽に室内で行える運動について動画を作成しホームページ等で周知を行い、就業中(休憩時等)の実践を推奨する。 |