令和5年8月31日
発生年月日
令和5年5月22日
事案
保険者間調整(2023年度第3回)にかかる療養費等振替調整対象データファイルを資格記録を有する保険者(以下「次保険者」という。)へCD-Rにて提供したが、作成したデータ内容(金額)に誤りがあったため、市町村から次保険者へ誤ったデータに基づき支払いが行われました。
発生原因
①審査者は正しいデータを作成していたが、確認者の確認において、データ(金額)が誤っているとの思い込みから、審査者に確認することなく、自らデータの修正を行った。
②確認者は、自らが修正したデータについて、修正した金額に誤りがないかどうか、チェックを怠った。
③決裁者も金額の誤りに気が付かなかった。
判明契機
保険者間調整金額と市町村の支給決定通知書の金額に相違があったことにより判明。
対応日
令和5年7月14日
対応
次保険者へ訪問し、担当者と面談。謝罪後内容を説明。本件の支部口座への振込は、正しい金額で振り込みいただくよう調整いただき、市町村への対応は次保険者でしていただくこととなりました。
再発防止策
確認者は誤り等に気づいた場合は、必ず審査者に確認や差戻を行い、確認者による誤認等の防止に努めます。またエクセルで作成したデータファイルであることから、エクセルの機能を活用した「調整金額」と「その内訳合計」によるクロスチェックを行う仕組みとします。