平成21年度全国健康保険協会決算(案)について
平成21年度の全国健康保険協会の決算について、健康保険事業分は7月12~23日の間各支部評議会から意見を聴いた後、船員保険事業分は16日の船員保険協議会から意見を聴いた後、26日に運営委員会の議を経て、協会から厚生労働省に対して承認申請する予定です。
【健康保険事業に関するポイント】
○ 医療分と介護分を合わせて、単年度収支は約4,800億円の赤字(医療分約4,600億円、介護分約200億円)、準備金残高は約3,500億円の赤字(医療分約3,300億円、介護分約200億円)となりました。
○ 昨年末には、国の会計ベースに則した21年度医療分について、単年度赤字約6,000億円、累積赤字約4,500億円と見込んでいましたが、昨冬は季節性インフルエンザが流行しなかったこと等により保険給付が見込みより約900億円減少したこと、業務経費及び一般管理費が見込みより約250億円減少したこと等により赤字幅が縮小しました。
※国会計ベースに即した収支見通しについては厚生労働省において整理中。
○ 景気・経済の見通しや医療費の動向など引き続き厳しい財政運営が予想される中、医療費適正化、経費節減及び業務改革に全力で取組みながら、24年度末までの特例措置期間内で累積赤字を償還し、財政再建に努めてまいります。
(単位:億円)
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全体分 |
医療分 |
介護分 |
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保険料等交付金 国庫補助金等 その他 |
63,392 1,188 10,860 398 |
58,641 1,083 9,678 397 |
4,751 105 1,182 1 |
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計 |
75,838 |
69,799 |
6,039 |
|
保険給付費 拠出金等 介護納付金 業務経費・一般管理費その他 |
44,513 28,773 6,218 1,165 |
44,513 28,773 0 1,133 |
0 0 6,218 32 |
|
計 |
80,669 |
74,419 |
6,250 |
|
収支差 |
▲ 4,830 |
▲ 4,619 |
▲ 211 |
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準備金戻入後の収支差 |
▲ 3,491 |
▲ 3,288 |
▲ 203 |
※決算報告書のうち短期借入金、準備金戻入、借入金償還金を除いたもの
【船員保険事業に関するポイント】
○ 船員保険は、22年1月に国から協会に移管されたため、協会としては3ヶ月分のみの決算となり、87億円の単年度収支黒字となりました。21年12月までの決算は、今後国の決算において公表されます。
平成21年度全国健康保険協会(健康保険)決算報告書の概要
○ 健康保険勘定の収入は7兆9,588億円となっており、その主な内訳は、保険料等交付金が6兆3,392億円(79.7%)、任意継続被保険者保険料が1,188億円(1.5%)、国庫補助金・負担金が1兆860億円(13.7%)、短期借入金が2,410億円(3.0%)、準備金戻入が1,339億円(1.7%)等となっています。
○ 健康保険勘定の支出は8兆669億円となっており、その主な内訳は、保険給付費が4兆4,513億円(55.2%)、後期高齢者支援金等の拠出金等が2兆8,773億円(35.7%)、介護納付金が6,218億円(7.7%)、業務経費・一般管理費が976億円(1.2%)等となっています。
○ 健康保険勘定の財政収支については、短期借入金、借入金償還金を含んで1,082億円の赤字となっていますが、短期借入金等を除くと3,491億円の赤字になります。
また、更に準備金戻入を除いた単年度の純粋な収支は4,830億円の赤字となります。大変厳しい経済情勢のもと、保険料収入が減少したことが、赤字の主な要因となっています。
(単位:億円)
| 21年度予算(①) | 21年度決算(②) | 差額(②-①) | |||||
| 収 入 |
保険料等交付金 任意継続保険料 国庫補助金等 その他 短期借入金 準備金戻入 |
67,500 1,165 10,890 506 7,080 1,494 |
63,392 1,188 10,860 398 2,410 1,339 |
▲ 4,108 23 ▲ 30 ▲ 108 ▲ 4,670 ▲ 155 |
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| 計 | 88,636 | 79,588 | ▲ 9,048 | ||||
| 支 出 |
保険給付費 拠出金等 介護納付金 業務経費・一般管理費 借入金償還金 その他 |
45,417 28,773 6,218 1,227 6,698 302 |
44,513 28,773 6,218 976 1 189 |
▲ 904 0 0 ▲ 251 ▲ 6,698 ▲ 113 |
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| 計 | 88,636 | 80,669 | ▲ 7,966 | ||||
| 収支差 | 0 | ▲ 1,082 | ▲ 1,082 | ||||
| (注1) | 準備金戻入について、予算上は準備金残高の額と見込まれた1,494億円を計上したところであるが、協会となってから準備金の計上方法を変更したことに伴い、未精算の国庫補助額(準備金残高の計算では精算扱い)を計上したことにより229億円増加した。また、予算のうち384億円は21年度に入ってから保険料等交付金として交付されたものであることから決算上は当該額を保険料等交付金として整理した上で、差引額を準備金戻入として整理した。 |
| (注2) | 短期借入金は、予算では執行上の制約から期中に借りられる1回当たりの最大借入額を計上し、その額に基づく必要額を借入金償還金として計上している。決算においては、年度末の収支差を表すため期中の借入額及び返済額は相殺して表示している。この結果、短期借入金は年度末の借入残額を計上し、借入金償還金は借入れによる利息支払額を計上している。 |
| (注3) | 決算額の収支差△1,082億円は、21年度に帰属する収入支出の4月以降の収支差によるものである。また、決算額の収入及び支出から「短期借入金」及び「借入金償還金」を除いた場合の収支差は、△3,491億円である。 |
| (注4) | 計数は、四捨五入のため一致しない場合がある。 |
平成21年度全国健康保険協会(船員保険)決算報告書の概要(平成22年1月~3月)
○ 船員保険勘定の収入は233億円となっており、その主な内訳は、保険料等交付金が129億円(55.4%)、承継保険料が74億円(31.8%)、任意継続被保険者保険料が6億円(2.6%)、国庫補助金・負担金が9億円(3.9%)、職務上年金給付等交付金が13億円(5.6%)等となっています。
○ 準備金繰入を除いた船員保険勘定の支出は146億円となっており、その主な内訳は、保険給付費が78億円(53.4%)、後期高齢者支援金等の拠出金等が41億円(28.4%)、介護納付金が11億円(7.5%)、業務経費・一般管理費が16億円(11.0%)等となっています。
○ 今回の決算は、平成22年1月から3ヶ月間の収支状況であり、平成21年度を通じた全体の収支の状況については、さらに国の決算を踏まえる必要があります。
(単位:億円)
| 21年度予算(①) | 21年度決算(②) | 差額(②-①) | |||||||
| 収 入 |
保険料等交付金 承継保険料 任意継続保険料 国庫補助金等 職務上年金給付等交付金 その他 準備金戻入 |
157 30 4 9 13 1 1 |
129 74 6 9 13 1 1 |
2 |
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| 計 | 214 | 233 | 18 | ||||||
| 支 出 |
保険給付費 拠出金等 介護納付金 業務経費・一般管理費 その他 予備費 準備金繰入 |
76 41 11 12 0 1 74 |
78 41 11 16 0 0 87 |
2 0 0 4 ▲ 0 ▲ 1 13 |
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| 計 | 214 | 233 | 18 | ||||||
(注1)計数は、四捨五入のため一致しない場合がある。



