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6月 気分の落ち込みと、こころのABC活動

タイトル

よい状態に保つ方法

 皆さんは、どのようなことをすれば自分のメンタルヘルスをよい状態に保つことができると考えていますか? 気のあった仲間と飲み会をする、家族旅行をする、好きな音楽を聴いて楽しむ、スポーツ観戦をする、など、生活を楽しむ方法を皆さんはご存じです。しかし、気分が落ち込んでくると、そのようなことをしなくなってしまいます。逆に、しなくなることで、より深刻になっていくのです。

やる気がしないから


シグナルは?

 まず、気分が落ち込んできたことのシグナルになるものは何か、考えてみましょう。気分が落ち込んでくると、3種類の活動が減っていくようです。
 一つ目は、「普段の決まった活動」をしなくなっていきます。部屋の掃除、草花への水やり、買い物などの活動が減っていきます。次に、「楽しいと思っていた活動」が減っていきます。ドライブやスポーツ、音楽鑑賞や読書など、あれだけ好きだった、楽しいと思っていた活動が減っていきます。最後に、「必要な活動」をしなくなってしまいます。銀行や郵便局に行って、家賃や光熱費などの支払い手続きをすることなどです。


活動例

何もしないではなく

 このように、気分が落ち込んでいると、何かをしたくなくなります。何もしないことで自分を守っていると言えるのですが、しばらくすると事態は悪化していきます。
 そこで、逆転の発想です。何かをやってやる気を出す、何かをやって気分が少しよくなる、何かをやってこころにご褒美を与えるのです。朝の空気を吸って爽快感を得る、軽い散歩をしてきれいな花を楽しむ、友人と話してすっきりする、部屋を片づけてすっきりする、というようにです。まずはできることから始めてみましょう。


気分転換の例

まとめ

 「こころのABC活動」とは、メンタルヘルスの状態を良好に保つ活動の総称です。皆さんにも、何かをしているとリラックスできたり、夢中になれることがあるはずです。こころのABC活動に取り組んでいると、明るい気持ちが増えていきます。そして、自分自身をもっと肯定的に捉えることができます。


[監修]竹中 晃二 早稲田大学人間科学学術院教授
「こころのABC活動」は、早稲田大学応用健康科学研究室と全国健康保険協会岩手支部、本部が共同で進めてきた予防のための推奨活動です。


やる気がしない時でも、バランスよい食事を。「健康レシピ」は、こちらをご覧ください。