ちょっと一息、健康コラム②

食べ物学 ~ 五味について ~
「五味」とはその名の通り五つの味のことで、酸味、苦味、甘味、辛味、塩味を指します。
食べ物によって健康を維持するには「バランスよく食べることが大切」とは言いますが、
「何をどのようにバランス良く?」ということが重要です。
「五味」の効能をご参考にしてみてはいかがでしょうか。
五味
1.酸 味
酸っぱい梅干しなどは見ただけで身を縮めたくなるように、酸味のある食べ物は、身体の中に緩みのある病気に効果があり、ちょっと動いただけで汗が止まらない、身体がだるいといった症状などを和らげる作用があります。
また、ストレスの解消や、体内の老廃物の処理を助ける作用もあり、妊娠中に酸っぱいものを欲しがるのは、この二つを兼ねてのことと言えます。妊娠は嬉しいことですが、生活・環境などの様々な変化があり、少なからずストレスが生じます。さらに、妊娠すると母体は、胎児の老廃物まで処理しなければならなくなるため、酸っぱいものを食べることで、ストレスを解消し処理能力をアップしようとするのです。
2.苦 味
普段から暑がりな方や夏になると体がほてるといった症状に、苦味は余分な熱を清し、体のバランスをとってくれる効果があります。また、体内の余分な水を排泄させたり、乾かす作用もあるので、苦味のある食べ物には利尿にも効果があるのです。
体がほてって、冷たいものをたくさん飲みたいような状態を治したり、解毒の能力を高めるといった働きをしています。夏のビールがおいしいのも、このためかもしれませんね。
3.甘 味
疲れると無性に甘いものが欲しくなったりしませんか?
これは疲れとともに気や血が不足しているからで、甘いものにより不足した気や血を補ってやると疲れも早くとれます。また甘いものには緊張をほぐす役割もあります。
4.辛 味
辛味のものを食べると、血液の循環がよくなり、体が温まってきます。ところが、その作用が強すぎると、体は熱感を覚えるようになり、次に余分な熱を発散しようと汗が出てくるようになります。たとえば、風邪の初期などで、悪寒発熱などがみられる時に、生姜湯やネギを摂って汗を出そうとするのは、発散作用を利用していると言えます。
5.塩 味
一般的にみると、海産物や肉類に塩味を含む食品が多いという傾向があります。海産物はビタミンやミネラルに富み、肉類はタンパク質やアミノ酸を多く含んでいますので、疲れた時などに積極的に食べると効果的です。



