協会けんぽには、加入者・事業主の取組を保険料率に反映させる「インセンティブ制度」を導入しています。
この制度は、「5つの指標に基づき、全国都道府県支部の加入者・事業主の取組結果をランク付けし、上位の支部は保険料率が引き下げられる制度」です。
増え続ける医療費を抑制するための施策として新たに国から求められ、協会けんぽだけでなく、制度の名称は異なりますが全ての医療保険者(国民健康保険、健康保険組合など)において始まりました。
評価指標 | 加入者及び事業主の皆様に取り組んでいただきたいこと |
①特定健診等の実施率 | ■ 協会けんぽの生活習慣病予防健診(被保険者の方)、特定健診(被扶養 |
②特定保健指導※1の実施率 ※1健診結果で生活改善が必要とされた方へ協会けんぽの 保健師・管理栄養士等が行う健康サポートです。 | ■ 健診結果で生活習慣改善が必要と判定された方※2は、協会けんぽの |
③特定保健指導対象者の減少率 | ■ 特定保健指導の対象者とならないよう、日常から健康的な生活習慣に取 |
④医療機関への受診勧奨基準に | ■ 生活習慣病予防健診の結果、血圧又は血糖値の項目で「要治療者(再検 査含む)」の判定を受けた方は、必ず医療機関へ受診してください。 |
⑤後発(ジェネリック)医薬品の使用割合 | ■ お薬を受け取る際は積極的に後発医薬品(ジェネリック医薬品)をご選択く |
評価指標 | 令和3年度 | 順位 | 令和4年度 結果 | 順位 (偏差値) |
①特定健診等の実施率 | 実施率60.6% | 全国20位 | 実施率64.4% | 全国9位 |
②特定保健指導の実施率 |
実施率24.3% | 全国20位
| 実施率22.9% | 全国26位 |
③特定保健指導対象者の減少率 |
減少率35.0% |
全国19位 | 減少率33.1% | 全国42位 |
④要治療者の医療機関受診率※3 |
受診率11.9% |
全国10位 | 受診率34.6% | 全国44位 |
⑤後発(ジェネリック)医薬品の使用割合 |
使用割合83.6% |
全国22位 | 使用割合84.4% | 全国5位 |
5つの評価指標の総合結果 | 全国17位 | 全国28位 | ||
インセンティブ(報奨金)の | ▲0.012% | +0.010% |
※3 令和6年度(令和4年度実績)以降の健康保険料率に係る「インセンティブ制度」について、指標④は、「医療機関への受診勧奨を受けた要治療者の医療機関受診率」から「医療機関への受診勧奨基準において速やかに受診を要する者の医療機関受診率」へと見直されました。
宮城支部の取組(令和4年度実績)は全国47支部のうち28位となり、「①特定健診等の実施率」と「⑤後発(ジェネリック)医薬品の使用割合」は大きく順位を伸ばしています。
これからも協会けんぽ宮城支部は、皆様の取組をサポートさせていただきます。一緒に取り組んでいきましょう!
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