令和8年4月≪その疲れ大丈夫?知っておきたいこころの病気≫
令和08年04月15日
新年度が始まりました。新しい職場や人間関係などで無意識のうちに気を張って過ごしていませんか?
4月は、こうした環境の変化による疲れが心身に現れやすい時期です。「なんとなくやる気が出ない」「寝つきが悪い」といった小さな変化を放置すると、本格的な『こころの病気』につながることも少なくありません。
厚生労働省の調査によると、働く人の約8割が、仕事に関する強いストレスを感じていると回答しています。また、日本人の約15人に1人が一生のうちに一度は「うつ病」を経験すると言われており、協会けんぽの調査でも、傷病手当金の申請理由で最も多いのはメンタルヘルス不調等を理由としたものになっています。この様に、『こころの病気』は、働く世代にとっての最大の健康リスクとなっており、決して「心が弱い」から起こるのではなく、誰もが直面する身近な問題なのです。
そこで今回は、環境の変化が著しいこの時期に、特に注意したい『こころの病気』について紹介します。
【知っておきたい「適応障害」と「うつ病」の違い】
- 「適応障害」について
適応障害とは、日常生活の中で生じた特定のストレス原因(職場の配置転換、異動、上司の交代、家庭環境など)に対して、うまく適応できず、心身に様々な症状が現れる状態をいいます。ストレス原因がはっきりしているため、その原因から離れることにより症状が速やかに改善することが多いのが特徴です。例えば、「仕事の日は体が重いが、休日は少し体が軽くなり、趣味を楽しむことが出来る」といった状態は、適応障害の典型的な症状と言われています。
- 「うつ病」について
うつ病とは、精神的ストレスや身体的ストレスなどを背景に、脳がうまく働かなくなっている状態をいいます。原因と思われる問題を解決しても、気分が沈んだまま回復せず、日常生活に大きな支障が生じることがあります。自分の意志や環境調整を行うだけではどうにもならないことが多く、休養、薬物療法、精神療法などの専門的な治療が必要になります。
「適応障害」を放置することによって、「うつ病」へと移行してしまうケースもあるため、「眠れない日が続く」「今まで楽しかったことが楽しめない」というような変化を感じたら、自分で判断せず、早めに専門家や医療機関に相談し、適切なケアを受けることが大切です。
(参考:厚生労働省「健康づくりサポートネット」「こころの耳」)
【ストレスチェックをしてみましょう!!】
自分のこころの状態を客観的に知ることはとても大切なことです。
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【ストレスチェックを終えた方へ】
ストレスチェックの結果はいかがでしたか?結果が少し高めに出た方は、心が少し疲れているかもしれません。早めに休んだり、誰かと話をしたり、頼ったりすることが必要かもしれません。また、不調が続いている時は、専門の相談窓口や医療機関を頼ってみるのも、自分を守るために必要な選択肢のひとつです。