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大阪支部

2026年8月30日配信 知ってほしい飲酒のこと

令和08年08月30日

仕事終わりの一杯や、家族・友人との食事で楽しむお酒。私たちの生活に身近な存在である一方、飲み方によっては健康だけでなく、日々の行動や生活にも影響を及ぼします。大切なのは、「どのくらいなら大丈夫」と一律に考えるのではなく、お酒が自分の身体に与える影響を知り、自分に合った付き合い方を考えることです。

お酒の影響は、人によって違う

アルコールの影響の受けやすさは、年齢や性別、体質などによって異なります。

例えば高齢者は、加齢に伴って体内の水分量が減少することなどから、若い頃と同じ量を飲んでもアルコールの影響が強く現れることがあります。その結果、転倒や骨折などの危険性も高まります。一方、20歳代の若年者は脳の発達途中にあり、飲酒による健康問題のリスクが高まる可能性があります。
また、女性は一般的に男性より体内の水分量が少なく、分解できるアルコール量も少ないため、アルコールの影響を受けやすいとされています。

そして忘れてはいけないのが「体質」です。アルコールを分解する酵素の働きには個人差があります。少量のお酒でも顔が赤くなったり、動悸や吐き気がしたりする人もいます。「周りの人がこれくらい飲んでいるから、自分も大丈夫」と考えるのではなく、自分自身の反応を知ることが重要です。

飲みすぎは健康以外にも影響する

長期間にわたって大量に飲酒することは、アルコール依存症、生活習慣病、肝疾患、がんなどの発症につながる可能性があります。
さらに、飲酒のリスクは病気だけではありません。アルコールによって判断力や注意力が低下すれば、事故やけが、他人とのトラブルにつながることがあります。飲酒後に高所で作業したり、火を扱ったりすることにも危険が伴います。

もちろん飲酒運転は法律で禁止されています。「少ししか飲んでいない」「時間が経ったから大丈夫」と自己判断せず、安全を最優先にすることが必要です。また、20歳未満の飲酒も法律で禁止されています。妊娠中の人や、体質的にアルコールを受け付けない人は飲酒を避けましょう。

今日からできる「健康に配慮した飲酒」

お酒を飲むときは、まず自分がどのくらい飲んでいるのかを把握するところから始めてみましょう。そのうえで、飲む量をあらかじめ決めることが、飲み過ぎを防ぐ一つの方法になります。
空腹のまま飲まず、飲酒前や飲酒中に食事をとること、お酒の合間に水を飲むこともポイントです。そして毎日飲み続けるのではなく、1週間の中にお酒を飲まない日をつくることも意識しましょう。

反対に避けたいのは、短時間に大量のお酒を飲むこと、他人に飲酒を強要すること、不安や不眠を解消するためにお酒に頼ることです。病気の療養中や服薬後の飲酒についても注意が必要です。また、飲酒中や飲酒後の運動、入浴も思わぬ事故につながる可能性があります。

お酒との付き合い方に、すべての人に共通する「適量」があるわけではありません。年齢や性別、体質、その日の体調などによって影響は変わります。
だからこそ、「いつもこのくらいだから」ではなく、ときどき自分の飲酒習慣を振り返ることが大切です。お酒を楽しむためにも、自分の身体と飲酒の関係を知り、無理をしない。そんな小さな意識から、健康に配慮したお酒との付き合い方を始めてみませんか?

出典・参考
厚生労働省「みんなに知ってほしい飲酒のこと」
(https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001368730.pdf)