データヘルス計画とは
医療保険の保険者には、医療費の支払いや健診事業の実施により、加入者の皆さまの健康状態についてのデータを保有しております。
データヘルス計画は、これらのデータの分析に基づき、加入者の皆さまの健康上の特徴を踏まえた健康づくりの支援事業を行っていくための保健事業の実施計画のことです。
船員保険の取組み
第1期船員保険データヘルス計画(平成27年度~29年度)の策定にあたって健診結果データ等の分析を行った結果、
○ 他の医療保険の加入者と比べて、メタボリックシンドローム※の方の割合が高い。
(健保組合18.6%に対し、船員保険26.2%)
≪データ出典≫22年度~24年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況(厚生労働省HP)
○ 全国民と比べると、喫煙率が極めて高い。
(国民20.7%に対し、船員保険44.6%)
≪データ出典≫平成24年度国民健康・栄養調査
という特徴が確認されました。
第1期船員保険データヘルス計画においては、船員保険加入者の健康課題である「メタボリックシンドロームリスクの保有率」及び「喫煙率」の減少を目標に、情報提供等による啓発活動を中心とした取組みを実施してきましたが、加入者の行動変容には不十分であり、食事や運動環境等を整えることも重要であると考えました。
このため、第2期船員保険データヘルス計画(平成30年度~35年度)では、第1期船員保険データヘルス計画に引続き、船員保険加入者の健康課題である「メタボリックシンドロームリスクの保有率」及び「喫煙率」の減少を目標として、健康づくりに関する情報提供及び啓発活動に加え、船舶所有者と協働した加入者の健康づくり支援を併せて実施し、加入者の健康意識を高め、行動変容に繋げること等により健康増進を図ることとします。
・平成30年度~平成35年度の第2期船員保険データヘルス計画はこちら(pdf)
※メタボリックシンドローム(メタボ)とは?
内蔵脂肪型肥満によって、様々な生活習慣病が引き起こされやすくなった状況をいいます。
データヘルス計画とは