【医療分】
2025年度の協会けんぽの収支見込みについては、平均保険料率を10%と設定した上で、政府予算案(薬価改定等)を踏まえて算出した結果、収入(総額)が11兆9,963億円、支出(総額)が11兆5,362億円と見込まれ、単年度収支差は4,601億円となることが見込まれます。
収入については、2024(令和6)年度(決算見込み)から、1,770億円増加する見込みです。
これは、政府予算案を踏まえると、保険料をご負担いただく被保険者の皆さまの標準報酬月額の上昇が見込まれることにより、「保険料収入」が増加する見込みとなること等によるものです。
支出については、2024年度(決算見込み)から2,658億円増加する見込みです。
これは、主に「保険給付費」について、加入者1人当たり医療給付費が増加すること、「高齢者医療への拠出金等」について、団塊の世代が後期高齢者に移行した影響等により、後期高齢者支援金が増加すること等によるものです。
令和7年度協会けんぽの収支見込(医療分)
【介護分】
介護保険の保険料率については、単年度で収支が均衡するよう、介護納付金の額を総報酬額の見込額で除したものを基準として算出することになります。2025年度の介護保険料率は、2025年度の介護納付金の額や2024年度末に見込まれる余剰分等を踏まえると、2024年度の介護保険料率1.60%よりも0.01%ポイント減少し、1.59%となります。
令和7年度協会けんぽの収支見込(介護分)