全国健康保険協会船員保険部では、加入者の皆様のお薬代の負担軽減が図られるほか、船員保険財政の改善にもつながることから「ジェネリック医薬品」の普及を推進しています。
※ジェネリック医薬品については、こちらをご覧ください。
1.ジェネリック医薬品軽減額通知の概要
ジェネリック医薬品をより詳しく知っていただき、積極的に使用していただくために、現在服用している先発医薬品をジェネリック医薬品に切り替えた場合における、薬代の自己負担の軽減可能額に関するお知らせを下記のとおり、対象となる加入者の皆様にお送りいたしました。
お知らせの発送時期
平成24年11月26日(月)に発送しました。
お知らせの対象となった方
- 25歳以上の船員保険加入者の方(被保険者・被扶養者)
- 生活習慣病や慢性疾患等の治療薬として先発医薬品を服用されている方
- ジェネリック医薬品に変更した場合に、お薬代の自己負担額が一定以上軽減が見込まれる方
※上記の全てに該当する方に「お知らせ」をお送りいたしました。
お知らせの内容
診療時(平成24年6月)に処方されているお薬(先発医薬品)をジェネリック医薬品に切り替えた場合に、お薬代の自己負担額がどのくらい安くなるかの見込み額をお知らせいたしました。
<同封物>
- ジェネリック医薬品に切り替えた場合の薬代の自己負担の軽減可能額に関するお知らせ。
- ジェネリック医薬品に関する「お知らせ」の見方。
- ジェネリック医薬品希望カード付リーフレット。
- 「柔道整復師のかかり方」及び「限度額適用認定証」に関するリーフレット。
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お知らせの送付方法
対象となる加入者様のご自宅にお送りいたしました。
お知らせの見方
お知らせは、ジェネリック医薬品への切り替えを考えられる際にご活用ください。 |
2.ジェネリック医薬品への切り替え効果
お知らせの翌月(平成24年12月)のレセプトを用いて軽減効果等を集計しました。
軽減効果額(切り替えによる医療費軽減効果)
ジェネリック医薬品への切り替えによる医療費の軽減効果額は以下のとおりです。
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通知者数
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切替人数
|
切替率 |
切替者1人当たりの
軽減額(月/円)
|
軽減効果額
(月/円)
|
軽減効果額※
(年/円) |
被保険者数
|
1,803
|
382
|
21.2%
|
1,549
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591,832
|
7,101,984
|
被扶養者数
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1,040
|
305
|
29.3%
|
1,301
|
396,932
|
4,763,184
|
合計
|
2,843
|
687
|
24.2%
|
1,439
|
988,764
|
11,865,168
|
※軽減効果額(月/円)を単純に12倍した場合の推計です。
- 医療費の軽減効果額は1ヵ月当たり988,764円となりました。切替者1人当たりに換算すると1,439円になります。
- お知らせをお送りした方の24.2%(687人)が切り替えをされました。
- 被保険者と被扶養者を比較すると、切替率は被扶養者が高く、切替者1人当たりの軽減効果は被保険者が高い結果となりました。
軽減可能額・年齢階層別の切替率
軽減可能額・年齢階層別のジェネリック医薬品への切替率は以下のとおりです。
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300~399円
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400~499円
|
500~999円 |
1,000円以上
|
合計
|
25~29歳
|
10.00%
|
20.00%
|
11.11%
|
33.33%
|
16.67%
|
30~34歳 |
0.00%
|
0.00%
|
20.00%
|
33.33%
|
17.14%
|
35~39歳 |
22.22%
|
10.00%
|
11.11%
|
18.18%
|
15.79%
|
40~44歳 |
14.29%
|
10.00%
|
14.58%
|
21.88%
|
15.63%
|
45~49歳
|
27.27%
|
30.77%
|
25.58%
|
27.78%
|
27.35%
|
50~54歳 |
23.86%
|
18.00%
|
23.03%
|
20.54%
|
21.89%
|
55~59歳 |
22.01%
|
28.87%
|
22.71%
|
24.37%
|
23.83%
|
60~64歳 |
23.84%
|
24.00%
|
25.09%
|
22.27%
|
23.90%
|
65~69歳 |
37.21%
|
15.25%
|
30.89%
|
30.00%
|
29.62%
|
70~74歳 |
22.86%
|
36.11%
|
30.00%
|
30.00%
|
29.75%
|
合計
|
24.52%
|
23.46%
|
24.17%
|
24.26%
|
24.16%
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※切り替え人数及び被保険者・被扶養者別に集計をした詳細版は、こちらをご覧ください。
- 軽減可能額別による切替率には大きな違いは見られませんでした。
- 年齢階層別では、45~49歳の層を除き、年齢階層が高いほど切替率が高い結果となりました。
- 被保険者は軽減可能額が低い層の切替率が最も高く、被扶養者は軽減可能額が高い層の切替率が最も高い結果となりました。
今後のお知らせについて
お知らせは、加入者の皆様への情報提供としてお送りするものですが、今後送付を希望されない場合は、お手数ですが、全国健康保険協会船員保険部までご連絡ください。
ご連絡・お問い合わせ先 |
全国健康保険協会 船員保険部
船員保険企画グループ
電話番号:03-6862-3060
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