胃/十二指腸潰瘍
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 1.どんな病気?

 食物を消化する胃液には、強力な酸が含まれています。この胃液から胃壁(粘膜)を守るために胃は粘液を分泌しています。ところが、胃液と粘液との不均衡が生じると、胃酸によって胃壁がおかされてしまいます。これが胃潰瘍です。初めは、粘膜のごく表面がただれる程度ですが、進行すると粘膜に穴があきます。さらに進行すると粘膜の最も下の層からその下の筋層にまで達し、ひどい場合には、筋層の下の漿膜層に穴があき、ときには穴が胃壁を突き抜けてしまうこともあります。
 また、十二指腸壁も胃壁と似た構造で、十二指腸潰瘍もやはり胃液と粘液との不均衡が生じて、十二指腸壁がおかされ起こるのです。


胃潰瘍の進行

 2.どうしてなるの

 胃や十二指腸はデリケートな臓器です。そのため、肉体的、精神的ストレスや、アスピリン、インドメタシンなどの薬剤などによって、胃の粘膜の血液循環が悪くなり、粘液・粘膜の働きが低下し潰瘍を引き起こします。
 また、胃の粘液の中に生息しているヘリコバクター・ピロリという細菌がつくり出すさまざまな物質によって、粘膜が刺激を受け炎症を起こし胃潰瘍の発症の下地を作っています。
 一方、十二指腸潰瘍は、ストレスなどで胃酸やペプシンなどの消化液の働きの過剰が原因で起こる場合が多いため、若い人に多く見られます。


 3.生活習慣改善アドバイス

ストレス解消を上手にし、規則正しい生活を心がける

生活習慣改善アドバイス

食事は毎日決まった時間に摂る

牛乳、卵の動物性たんぱく質及び豆腐などの植物性たんぱく質を積極的に摂る

繊維の多い野菜はよく煮る

肉や魚はミンチにするか細かく切る

揚げ(油っこい)物は控える

香辛料、強いアルコールや炭酸飲料など胃を刺激するものは避ける

柑橘類(ミカン・グレープフルーツなど)を控える

禁煙する

薬は自己判断で使用しない



 4.早期発見が鍵です!

 胃部レントゲン検査によって潰瘍の有無を調べます。潰瘍の疑いのある人は、内視鏡検査を行って確定診断します。また、胃潰瘍にはがんと紛らわしいものもあるため、その場合には、粘膜の一部を取って調べる病理検査が必要になります。胃潰瘍は軽いほど治りも早いので、胸やけ、腹痛、食欲不振、胃や腹部の不快感などを感じたら、できるだけ早く消化器内科を受診しましょう。

  

どんな検査があるの?