骨粗鬆症が心配

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どんな病気? どうしてなるの? 骨粗鬆症になりやすい人 生活習慣改善アドバイス 早期発見が鍵です



 1.どんな病気?

 骨粗鬆症とは、骨にたくさん穴があいて鬆(す)が入ったような状態になる症状です。このため骨が軽石のようにもろくなり、転んだ拍子に手首や太ももの骨が簡単に折れたり、腰や背中が慢性的に痛むようになります。老人が寝たきりになってしまうのも骨粗鬆症による骨折が原因である場合が少なくありません。
 骨粗鬆症は、女性に多い病気で、閉経後から年をとるにつれて増加します。
 最近ではダイエットなどによるカルシウム不足から、若い女性にも骨粗鬆症の兆候が現れています。若いから関係ないとはいっていられません。

 

 2.どうしてなるの?

 体内のカルシウムの99%は、骨と歯に蓄えられていますが、からだのさまざまな働きに必要なため、血液中にも一定の量のカルシウムが保たれていなくてはなりません。
 しかし、食物から充分なカルシウムが補給されず、血液中のカルシウム量が不足すると、骨が溶け出して血液中のカルシウムを補おうとします。この状態が長く続くと、骨粗鬆症になってしまうのです。
 骨粗鬆症が閉経後の50歳以上の女性に高い率でみられる原因は、ひとつには女性の骨が男性に比べて細く量が少ないこと。そして、女性ホルモンのエストロゲンは、カルシウムの吸収を助け、骨を強くする働きがありますが閉経後はエストロゲンの分泌が急減するため、骨が保護されなくなり、骨の量が急激に減ってしまうからです。

どうしてなるの? どうしてなるの?

 

 3.骨粗鬆症になりやすいのはこんな人

運動不足・運動嫌い

骨粗鬆症になりやすいのはこんな人

陽に当たる機会が少ない

インスタント食品をよく食べる

牛乳・乳製品をとらない

魚をほとんど食べない

ダイエットをよくしていた

小柄でやせている

閉経している

月経不順や無月経

手術で卵巣を除去している

母親など家族に骨粗鬆症の人がいる

大酒飲み

ヘビースモーカー

 

 4.生活習慣改善アドバイス

(1)食べて骨を強くする

 

 日本人の食生活で唯一、不足傾向にあるのがカルシウム。成人で1日に必要な量は600mg。妊娠・授乳期で900~1100mg、閉経後の女性は800~1000mgを目安に摂取しましょう。
 カルシウムを多く含む食品は牛乳・乳製品、小魚類、大豆製品、野菜、海藻など。以下は1回の使用量と含まれるカルシウム量です。

牛乳・乳製品
・牛乳(1本200ml)200mg
・ヨーグルト(1個100ml)130mg
・プロセスチーズ(1個 20g)126mg

小魚類
・いわし丸干し(1尾20g)280mg
・煮干(10g)220mg

大豆製品
・もめん豆腐(半丁150g)180mg
・厚揚げ(1枚120g)288mg

野菜
・小松菜(50g)145mg
・青梗菜(100g)130mg

海藻
・乾燥ひじき(10g)140mg

(2)運動はカルシウムの吸収を促進します。

 

 せっかく食事でカルシウムを摂取しても、適度に運動して骨に力を加えないとカルシウムは骨に吸収されません。週に3回、1日20分以上のウォーキングや自分の好きなスポーツを定期的に続けましょう。

エアロビクス

(3)カルシウム吸収に欠かせない日光浴

 

 骨がカルシウムを吸収するにはビタミンDが必要になります。ビタミンDは、日光に当たることによって皮膚の中の脂肪の一種から作られます。運動や散歩などなるべく戸外に出る機会を増やしましょう。
 また、ビタミンDは干ししいたけや、さんまやかつおなど背の青い魚、卵、レバーなどにも含まれていますので、積極的に食べましょう。

日光浴とビタミンD

(4)ダイエットに要注意

 

 無理な食事制限によるダイエットは、カルシウム摂取を少なくするばかりでなく、女性のホルモンバランスを狂わせ、月経不順や無月経を起こす原因となります。その結果、若い女性の骨が閉経後の女性のようにスカスカな状態となり、骨粗鬆症になりやすくなっています。栄養バランスを考えないで食事の量を急に減らすようなダイエットはやめましょう。

カルシウムを含む食事


食生活 運動 リラックス たばこ アルコール

 

 5.早期発見が鍵です!

 骨量を測定する方法には、脊椎や大腿骨頚部などにX線を照射して測定するDXA法や、かかとの骨に超音波を当てて測定する超音波法などがあります。
 どの年代の人も、自分が骨粗鬆症かどうか、またどのくらい骨量があるのかを知り、生活習慣の改善の目安にしましょう。