花火大会を楽しむ家族

こんにちは!全国健康保険協会船員保険部です。
梅雨も明け、いよいよ夏本番です。
今年の夏は猛暑日がとても多いですね。
夏バテはされていませんか?

夏は食中毒が発生しやすい季節です。
今月号に「食中毒の予防方法」について掲載をしてあります。
ちょっとしたことに気をつけるだけで、食中毒を防ぐことができます。
参考にしていただければ幸いです。

しっかり食事をとり、猛暑の夏を乗りきっていきましょう!

 

船員保険シンボルマークの募集は8月31日までとなっております。

締切まで、あと1ヵ月をきりました。
詳しくはこちらをご覧ください。
応募用紙もダウンロードすることができます。
まだ時間がありますので、ぜひご応募ください。
お待ちしております!

 

8月

目次

  1. 飯田橋だより
  2. 船員保険の平成21年度(平成22年1月~3月)の決算が了承されました
  3. 船員保険の手続き(海外の医療機関で診療を受けたとき)
  4. 【今月のトピックス】食中毒に気をつけましょう!
  5. 腰痛や肩こりの発生要因とその対策

船員保険マンスリーのバックナンバーはこちら

  


 

1.飯田橋だより   

 蝉

 

飯田橋だより(8月号)

 8月に入りました。二十四節季では、大暑(一年で最も暑くなる)から立秋(秋の気配が現れてくる)、そして処署(暑さが峠を越える)へと移り変わる時期ですが、例年にも増して厳しい暑さが続いていますので、こまめな水分補給などに十分お気をつけ下さい。
 ところで、皆様、子どもの頃の夏の記憶でまず思い浮かべられることは何でしょうか。
 私の場合、夏と言えば、まずは、朝早くから、オスのクマゼミが腹を激しく縦に振りながら「シャーシャーシャー」という大きな声で鳴く蝉の声を思い起こします。クマゼミは東京では見かけませんが、今でも、夏に実家に帰省し、クマゼミの鳴き声を聞くと夏の季節を実感します。また、夏の味として最も印象が強いのは、果物栽培をしている友だちの家に遊びに行き、市場には出せない桃をもらって食べた、甘くてみずみずしい桃の味です。
 年齢を重ねるにつれ、今年はどんなことをして暑い夏を楽しく過ごそうかといった新鮮な気持ちが薄れてきていることを感じますが、皆様、今年の夏は、子どもの頃の新鮮な気持ちで、ご家族や友人とご一緒に思い出づくりにチャレンジされてはいかがでしょうか。

 

 さて、先日、ある講習会で、人と人とのコミュニケーションの手法としての「ノンバーバルコミュニケーション」について講義を聞く機会がありました。私たちが、普段音声で言葉を用いてコミュニケーションを図るバーバルコミュニケーションに対し、顔の表情や、身振り手振りなどの非言語的なコミュニケーションを指すのだそうですが、心理学的研究によると、言葉によって伝えられるメッセージが40%足らずであるのに対し、表情、動作などのノンバーバルコミュニケーションで伝えられるメッセージは60%を超えるのだそうです。言葉によって伝えられる割合の方がずっと大きいのではないかと思っていたので、言語以外の要素で伝えられる部分がこれほど大きいというのは、正直意外でした。
 また、その会では、ノンバーバルでのコミュニケーションの実践として、6~7人ごとのグループに分かれ、バナナ、牛、カニ、カメラ、飛行機といったモノをジェスチャーで伝えるというゲームが行われました。ずっと昔のテレビ番組のように「〇〇している△△」といった文章を伝えるものではなく、一つの単語を伝えるという単純なゲームでしたが、グループごとの発表でわかったことは、各グループのジェスチャーで共通する内容が多かったものの、テーマごとに各グループ独自のユニークな内容がほぼ漏れなくあったということです。人の発想やイメージに共通する部分が多い半面、人それぞれに異なった発想やイメージがあるということをあらためて強く感じました。
 私たちの日々の仕事や生活に引き寄せてみると、だからこそ話し合いや議論が大切だということなのだと思いますが、ちょうど、船員保険のシンボルマークを募集させていただいている時期なので、船員保険について皆様がどのようなイメージを持たれ、どのようなシンボルマークを考えていただけるのか、ますます楽しみになってきました。
 今月いっぱい募集期間はありますので、この夏の思い出づくりの一つとしても、多くの皆様からご応募いただけることを楽しみにしております。 

 

2010年8月 理事(船員保険担当) 高原弘海

 

2.船員保険の平成21年度(平成22年1月~3月)の決算が了承されました

審議している委員

平成22年7月16日(金)に第6回全国健康保険協会船員保険協議会が開催されました。
今回は、平成21年度の決算【船員保険事業】などについて審議が行われ、船員保険協議会の了承をいただきました。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

3.船員保険の手続き(海外の医療機関で診療を受けたとき) 

 旅行者

海外療養費

海外旅行中にけがをしてしまった・・・

夏休みなどの長期休暇を利用して、海外旅行に出かける方もいらっしゃるかと思います。
海外旅行中、健康な状態で過ごすことができれば、それが1番よいことです。
しかし、旅行中に病気やけがをしてしまい、海外の病院等で診療を受けることもあるかもしれません。
保険に加入していても、その場で保険の適用を受けることができませんので、全額自己負担になります。

旅行などで海外に行った際に、やむを得ず診療を受けたときには、「療養費」の申請をしていただくことで、費用の一部が療養費として支給されます。
これを『海外療養費』といいます。

 

支給額

日本国内で同様の病気やけがに対する保険診療を受けた場合の診療費の7割(※)に相当する金額になります。

なお、日本の医療費と比べると医療費が高い国もあります。その場合は、実際にお支払いになった治療費の7割(※)とはならないことがあります。

給付割合は、年齢などで異なります。

義務教育就学前 8割
義務教育就学後~70歳未満 7割
70歳以上 一般 9割
現役並み所得者 7割

 

  

請求手続き

以下の書類を全国健康保険協会船員保険部に提出してください。

  1. 「船員保険療養費支給申請書」
  2. 「診療内容明細書」
  3. 「領収明細書」
  4. 「日本語の翻訳文」
外傷の場合は、負傷原因欄を必ず記入してください。
海外の病院などで発行された「診療内容明細書」及び「領収明細書」の原本を添付してください。なお、これらの明細書が外国語で記載されている場合は、すべて「翻訳文」を添付(記入)してください。
ただし、治療目的で渡航した場合は療養費の対象になりません。

 

申請書はこちらからダウンロードできます。  

 

4.【今月のトピックス】食中毒に気をつけましょう!

料理をする人

梅雨の時期から夏にかけては、食中毒に注意が必要な季節です。
食中毒は1年中発生していますが、暖かく湿気が多いこの時期は、食中毒の原因となる細菌の増殖が活発になるため、食中毒が発生しやすくなります。
腸管出血性大腸菌O-157などの細菌による食中毒は、5月から9月にかけての夏季に多く発生しています。
これは、細菌が高温・多湿を好み、梅雨から9月ごろにかけて、増殖が活発になるためです。

食中毒というと、レストランや旅館などの飲食店での食事が原因と思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、毎日食べている家庭の食事でも発生はしていますし、発生する危険性がたくさん潜んでいます。
家庭での発生では症状が軽かったり、発症する人が1人や2人のことが多いことから風邪や寝冷えなどと思ってしまい、食中毒と気づかないことが多いのです。

食中毒予防の3原則は、食中毒の原因となる細菌やウイルスを「付けない」「増やさない」「やっつける」ことです。

食中毒を予防するためには、次の6つの段階で「食中毒予防の3原則」を実践することが大切です。

 

食品を買うとき 

◆消費期限を確認する

表示のある食品は、消費期限などを確認し、購入しましょう。

◆肉や魚などは汁が他の食品に付かないように分けてビニール袋に入れる

購入した食品は、肉汁や魚などの水分がもれないようにビニール袋などにそれぞれ分けて包み、持ち帰るようにしましょう。

◆肉や魚などの生鮮食品や冷凍食品は最後に買う

肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮な物を購入しましょう。
特に生鮮食品などのように冷蔵や冷凍などの温度管理の必要な食品の購入は、買い物の最後にしましょう。

◆寄り道をしないで、すぐに帰る

特に温度管理の必要な食品を購入した場合は、寄り道せず、まっすぐ持ち帰るようにしましょう。

 

家庭での保存

◆帰ったら生鮮食品はすぐに冷蔵庫に保管する

冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。

冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。
めやすは7割程度です。

◆冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保つ

冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に維持することが目安です。
温度計を使って温度を計ると 、より庫内温度の管理が正確になります。
細菌の多くは、10℃では増殖がゆっくりとなり、-15 ℃では増殖が停止しています。
しかし、細菌が死ぬわけではありません。
早めに使いきるようにしましょう。

◆肉や魚は汁が漏れないように包んで保存する

肉・魚などは、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁などがかからないようにしましょう。

肉・魚・卵などを取り扱う時は、取り扱う前と後に必ず手指を洗いましょう。
せっけんを使った後、流水で十分に洗い流すことが大切です。
簡単なことですが、細菌汚染を防ぐ良い方法です。

食品を流し台の下に保存する場合は、水漏れなどに注意しましょう。
また、直接床に置いたりしてはいけません。

冷蔵庫

 

下準備

◆ふきんやタオルは清潔なものに交換、台所は清潔に保つ

台所を見渡してみましょう。
ごみは捨ててありますか?
タオルやふきんは清潔なものと交換してありますか?
石鹸は用意してありますか?
調理台の上は、かたづけて広く使えるようになっていますか?
もう一度チェックをしてみましょう。

◆調理の前に石鹸で丁寧に手を洗う

手を洗いましょう。

◆生肉や魚、卵を触ったら手を洗う

生の肉、魚、卵を取り扱った後には、また、手を洗いましょう。
途中で動物に触ったり、トイレに行ったり、おむつを交換したり、鼻をかんだりした後の手洗いも大切です。

◆生肉や魚は生で食べるものから離す

肉や魚などの汁が、果物やサラダなど生で食べる物や調理の済んだ食品にかからないようにしましょう。 

◆生肉や魚を切ったまな板や包丁は必ず洗って熱湯消毒する

生の肉や魚を切った後、洗わずにその包丁やまな板で、果物や野菜など生で食べる食品や調理の終わった食品を切ることはやめましょう。
洗ってから熱湯をかけたのち使うことが大切です。
包丁やまな板は、肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて、使い分けるとさらに安全です。

包丁、食器、まな板、ふきん、たわし、スポンジなどは、使った後すぐに、洗剤と流水で良く洗いましょう。
ふきんの汚れがひどい時には、清潔なものと交換しましょう。
漂白剤に一晩つけ込むと消毒効果があります。
包丁、食器、まな板などは、洗った後、熱湯をかけたりすると消毒効果があります。
たわしやスポンジは、煮沸すれば、より効果的です。

◆野菜などの食材を流水できれいに洗う

ラップしてある野菜やカット野菜もよく洗いましょう。

◆冷凍食品などを解凍するときは、冷蔵庫の中や電子レンジで行う

冷凍食品など凍結してある食品を調理台に放置したまま解凍するのはやめましょう。
室温で解凍すると、食中毒菌が増える場合があります。
解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行いましょう。
また、水を使って解凍する場合には、気密性の容器に入れ、流水を使います。

◆冷凍・解凍を繰り返し行わないこと

料理に使う分だけ解凍し、解凍が終わったらすぐ調理しましょう。
解凍した食品をやっぱり使わないからといって、冷凍や解凍を繰り返すのは危険です。
冷凍や解凍を繰り返すと食中毒菌が増殖したりする場合もあります。

手洗い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キッチン

 

調理

◆石鹸で手を洗うこと

調理を始める前にもう一度、台所を見渡してみましょう。
下準備で台所がよごれていませんか?
タオルやふきんは乾いて清潔なものと交換しましょう。
そして、手を洗いましょう。

◆十分に加熱すること

加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。
加熱を十分に行うことで、もし食中毒菌がいたとしても殺すことができます。
めやすは、中心部の温度が75℃で1分間以上加熱することです。

料理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり、増えたりします。
途中でやめるような時は、冷蔵庫に入れましょう。
再び調理をするときは、十分に加熱しましょう。

電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、調理時間に気を付け、熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜることも必要です。

鍋

 

食事

◆食べる前は石鹸で手を洗う

食卓に付く前に手を洗いましょう。 

◆清潔な食器を使う

清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。

◆温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに食べる

温かく食べる料理は常に温かく、冷やして食べる料理は常に冷たくしておきましょう。
めやすは、温かい料理は65℃以上、冷やして食べる料理は10℃以下です。

◆作った料理は、長時間室温に放置しない

調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置してはいけません。
例えば、O-157は室温でも15~20分で2倍に増えます。

シチュー

 

残った食品

◆作業前に手を洗う

残った食品を扱う前にも手を洗いましょう。
残った食品はきれいな器具、皿を使って保存しましょう。

◆清潔な容器に保存

残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして保存しましょう。

◆保存して時間が経ちすぎたものは思い切って捨てる

時間が経ち過ぎたら、思い切って捨てましょう。
ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。
口に入れるのは、やめましょう。

◆温め直すときは十分に加熱

残った食品を温め直す時も十分に加熱しましょう。
めやすは75℃以上です。
味噌汁やスープなどは沸騰するまで加熱しましょう。


いかがでしょう?
食べることは、生活するうえでとても大切なことであると同時に、大きな楽しみの1つです。
食中毒になってしまっては台無しです。
上記のような簡単な予防方法を心がけ実践すれば、食中毒を予防することができます。
食中毒をなくし、楽しい食生活を送りましょう!
 

<【参考】厚生労働省ホームページ>

 

5.腰痛や肩こりの発生要因とその対策

肩をもむ人
 

腰痛や肩こりにお悩みの方も少なくないかと思います。
今回は、『腰痛や肩こりの発生要因とその対策』について紹介したいと思います。

紹介する内容は、東京海洋大学の佐野裕司先生が調査・研究に携わられたものになります。
佐野先生は、海で働く人やスポーツを行う人の健康と安全に関する教育研究に従事されています。
また、金融機関・介護職員・船舶職員などの腰痛・肩こり調査を行うと同時に、予防・改善のための対策の普及もされています。
掲載の内容は、そのときに配布されている資料の内容になります。
『腰痛や肩こりの発生要因とその対策』について紹介いたします。
 

腰痛や肩こりの発生要因

最近の生活や労働は、機械化や電化が進み、身体活動を極めて低下させて、偏りのあるものになりました。
一般的な職場では、座位や立位による静的作業が多く、からだの多くの筋を十分に収縮・伸展させる機会がありません。
頸肩背腰部の筋は、姿勢を維持するための静的な筋収縮に終始しています。
静的な筋収縮はその筋の血管を圧迫するので、血流阻害を生じて疲労関連物質などの代謝が悪くなり、コリやハリなどを自覚することになります。

また、脊椎骨は25個ほどありますが、その関節の動きが不十分であるため、強いては骨折でギブスを装着した後のように筋拘縮や靭帯の弾力性の喪失が生じるので、脊椎関節の可動域が失われて、からだを少し反って、関節が動かされたことで疼痛を訴えるようにもなります。

最近の多くのコリ、ハリ、痛みなどの原因は、静的筋収縮の持続によりそれらの筋の血流阻害が生じて代謝が悪くなり、また脊椎の関節に関わる筋拘縮や靭帯の弾力性が失われたことにあります。

 

予防・改善のために

頸肩背腰部の筋の十分な収縮と伸展を補うことが重要となります。

そこで予防・改善のために有効なのが、これから紹介する『立位体操』です。
この体操は立ったままできますので、場所を選ばず行うことができます。

 

頸肩背腰部のコリ・ハリ・痛みなどの愁訴の発生機序とその対策

頸肩背腰部のコリ・ハリ・痛みなどの愁訴の発生機序とその対策

 

腰痛・肩こり予防と改善のための簡単な立位体操

体操は、「背反らし体操」と「背伸ばし体操」の二つの体操からなります。

体操している図も併せてご覧になりながら、体操を行ってみてください。

◆背反らし体操

頸肩背腰部など、背中側の筋の収縮と弛緩を繰り返すことにより、筋血流を促進して、代謝をよくすることを目的としています。 

(1) ①の両足を肩幅程度に広げた立位姿勢をする。
  ↓
(2)

②の腕を後方に振り上げて背中を挟むようにすると同時に、頭部を後屈させながら上半身をしっかり反らす。(約3秒)

  ↓

(3) ①の立位姿勢に戻ってリラックスします。(約3秒)

これを10回繰り返します(約1分)。

 

◆背伸ばし体操

頸肩背腰などの背中側の筋をしっかり伸展させることにより、筋の硬化緊張を解消させることを目的としています。

(1)

①の両手を後頭部で組んだ立位姿勢をする。

  ↓

(2)

②の肘で顔をはさみ、顎を引いて胸を丸め、上半身をしっかり前屈させます。(約3秒)

  ↓

(3) ①の姿勢に戻ってリラックスします。(約3秒)

これを10回繰り返します(約1分)。

立位で簡単にできる「背反らし体操」と「背伸ばし体操」

立位で簡単にできる「背反らし体操」と「背伸ばし体操」

「背反らし体操10回」→「背伸ばし体操10回」の順で行い、それを1日に2~3セット実施する。

 

プラスαとして・・・ 

◆肘を伸ばした交互の腕回し体操

陸上で働いている方より、船員の方には五十肩の人が多くいるそうです。
要因としては、船内で手を挙げるような動作が極めて少ないことが考えられます。
そのため、「背反らし体操」と「背伸ばし体操」に、「肘を伸ばした交互の腕回し体操」を加えることで予防できると考えられます。

  

体操の効果

体操を実施することにより、頸椎、胸椎、腰椎および仙骨までの関節をしっかりと動かすことができるので、筋の伸展性や脊椎の関節に関係する靭帯の弾力性も養われて、頸肩背腰部のコリ、ハリなどが発生しにくい身体条件が形成されます。

以下は、学生などを対象に行った調査の結果になります。
この体操を1~2セット実施した直後には、頸肩背腰部のコリ、ハリなどの愁訴が軽減して、からだが軽くなりました。
精神面においても、「緊張」「抑うつ」「怒り」「疲労」「混乱」といったネガティブな感情レベルが低下しました。
それと同時に、「活気」といったポジティブな感情レベルが上昇する傾向がみられました。

この体操を1~2ヵ月継続することで、頸肩背腰部の筋や靭帯などの身体状態が改善されて、コリ、ハリなどの愁訴が軽減消失することも認められています。

改善のためには、コリやハリに耐える必要があることも・・・

この体操を行うことで、かえってコリやハリが生じたりする場合が、わずかながらあります。
そのような人は、すでに腰痛や背痛などが生じやすい身体条件にある人です。

この体操を約1ヶ月継続し、それを乗り越えなければ腰痛や背痛などの愁訴の発生し難い立派な身体条件が形成されません。

 


今回は、船員疾病の特徴『腰痛や肩こりの発生要因とその対策』について掲載しました。
腰痛や肩こりでお悩みの方も、現在はお悩みでない方も、ぜひ立位体操を行ってみてください。
継続することで、予防・改善にとても役立ちます。
 

<【参考】日本海難防止協会情報誌『海と安全』2009冬> 


発行元:全国健康保険協会 船員保険部
住 所:102-8016
    東京都千代田区富士見2-7-2
    ステージビルディング14階
電 話:0570-300-800

    03-6862-3060(IP電話・PHSをご利用の方)