昨今の厳しい経済状況の中、協会けんぽでは平成24年度も健康保険料率の引き上げが避けられない見込みとなりました。引き上げの主な要因はこれまでと同様、加入者の方々の賃金の低下と医療費の増加によるものがありますが、近年の急激な高齢化に伴い、高齢者医療制度への拠出金の増加(+0.38%)が大きく影響しています。

 協会けんぽに対する国庫補助率は財政を健全化するため特例規定として、3年間の経過措置で平成22年度から平成24年度まで13%のところを16.4%とされていますが、更なる支援として、健康保険法本則上限の20%への引き上げを政府や関係団体へ要望しておりました。しかし、平成24年度の予算案では残念ながら依然16.4%のままとなっています。

 協会けんぽの平成24年度以降の収支見通しから、今後も保険料率の上昇が避けられないと予測されるため、国庫補助率を20%に引き上げるべく、早期から取り組んで参ります。

 

平成24年度の保険料率の見込み

 下記の前提条件において、健康保険料率は全国平均10.00%の見込みとなっており、秋田支部の保険料率は10.02%の見込みです。(介護保険料率は全国一律です。)

 

 今後、1月27日に開催予定の本部運営委員会の議を経て、厚生労働大臣へ申請し、認可されることにより正式に決定いたします。正式決定は2月上旬頃の予定です。

 保険料額表は2月に送付する納入告知書に同封する予定です。

 

  • 健康保険料率10.02%の見込み(平成23年度は9.54%)
  • 介護保険料率 1.55%の見込み(平成23年度は1.51%)

 

【前提条件】

・平成24年4月納付分から保険料率を改定

・70歳以上75歳未満の患者負担引き上げの凍結(2割→1割)を継続

・国庫補助率が引き続き16.4%

 

お勤めの方ご本人負担分の1ヵ月あたり保険料の増加額の目安

月収例

(税引き前)

お勤めの方ご本人負担分(増加額)
健康保険料

健康保険料+介護保険料

20万円 月額480円 月額520円
30万円 月額720円 月額780円
※40歳以上65歳未満の方(介護保険第2号被保険者)は、介護保険料も加わります。

※事業主の方の保険料負担分(増加分)は同額です。

※任意継続被保険者の方は、事業主分も加わります。

※任意継続被保険者の方は、4月分から適用になります。

 

協会けんぽの取り組み 

  1. 政府や関係団体にも協会けんぽの窮状を説明し、国庫補助率を本則上の20%へ引き上げること、高齢者医療制度について公費の拡充といった制度の見直しを行うことなど協会けんぽの財政基盤を強化することを強く要望しています。
     
  2. 加入者・事業主・学識経験者により構成される評議会を支部に設け、ここでの審議を通じて保健事業や医療費適正化を進めています。会議は公開で、その日程・場所は、支部のホームページに掲載しています。
     
  3. 医療費が増えると加入者の皆様の保険料負担も増えますので、薬代の負担が少なくなるジェネリック医薬品の普及や、医療機関や薬局、整骨院、加入者などからの保険請求が誤っていないかなどの審査を強化しています。
     
  4. 加入者の皆様の健康を守るため、健康診断の受診者の増加や、保健師による保健指導に取り組んでいます。