「Salud!えひめ」協会けんぽ愛媛支部メールマガジン<2011年7月29日号>通巻:第17号

「Salud(サルー)」とはスペイン語で「健康」「乾杯」を意味する言葉です。



目次

 ● 前口上

 ● 協会けんぽ愛媛支部からのお知らせ

 ● お役立ち健康づくり情報

 ● 愛媛支部加入者の声

 ● 「ドクターすなみの脳のおはなし」 第3回 アルツハイマー撃退法



● 前口上

 夏も本番を迎え、熱中症が気になる今日この頃。気温や湿度が高い日や風が弱い日、体が暑さに慣れていない時は注意が必要です。
 熱中症は生命にかかわる病気ですが、予防法を知っていれば防ぐことができます。
 詳しくは下記よりご覧ください。
 

<熱中症に関するリンク>
 厚生労働省:熱中症関連情報
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/nettyuu/ 

 このメールマガジンでは、月に1回、協会けんぽ愛媛支部がその時々に実施している事業をご案内するとともに、皆様の健康づくりに役立つコラムをあわせてお届けしております。 

 皆様のご期待に添えるように内容を随時ブラッシュアップしてまいりますので、是非ご意見等賜りますようお願い申し上げます。
 

● 協会けんぽ愛媛支部からのお知らせ

1. 東日本大震災関連情報
 被災された加入者の皆様が平成23年7月1日以降に医療機関等を受診される際の取扱いが、下記の通り変更となっております。
 

・医療機関等で保険診療を受ける際には、被災者の方でも健康保険証の提示が必要です。
・医療機関等を受診した際の窓口負担の免除を受けるためには、協会けんぽが発行した「一部負担金等免除証明書」の提示
 が必要です。
・「一部負担金等免除証明書」の交付を受けた方は、健康診断や特定保健指導を受けた際に支払った自己負担額も、申請に
 より還付されます。
 

 なお、記載している上記情報は平成23年7月29日現在のものです。今後、情報の追加がありえますので、詳細については当協会ホームページ(下記参照)にてご確認願います。
 http://www.kyoukaikenpo.or.jp/10,66238,125.html

 

2. 健康保険案内カード配布サービスのご案内
 健康保険案内カードとは、健康保険の基本的事項・健診勧奨・連絡先などを掲載した二つ折キャッシュカード大の媒体です。本協会所管の保険給付は加入者個人が手続きをするものも多く、「もしもの時」に円滑にご対応いただくため当該カードの配布サービスを開始いたしました。
 

 送付を希望される事業所ご担当者におかれましては、お手数ではございますが下記までご連絡ください。ご連絡の際は、所要枚数・送付先と、ご担当者様のご氏名・ご連絡先をお知らせください。
 企画総務部企画チーム TEL 089-947-2100 FAX 089-947-2133
 下記よりサンプルをご覧いただけます。
 http://www.kyoukaikenpo.or.jp/resources/content/38225/CARD1.pdf

 

3. 愛媛支部ホームページ新コーナー「識者の声」のご案内
 愛媛県内の医療現場等の各方面でご活躍中の有識者の方から、ご専門の分野に係る意見・提言をいただき、協会けんぽ愛媛支部ホームページをキーステーションに発信してまいります。現在、下記の皆様ご寄稿いただいております。
 

 「愛媛大学医学部附属病院医療福祉支援センター長 櫃本 真聿 先生」
 「済生会松山病院副院長 宮岡 弘明 先生」
 「医療法人原瀬歯科医院理事長 原瀬 忠広 先生」
 「松山市民病院脳神経外科部長 角南 典生 先生」
 詳細は下記よりご覧ください。
 http://www.kyoukaikenpo.or.jp/13,61201,109,670.html

 

4. 目の不自由な方へ点字シールをお配りします
 健康保険証を他のカードと区別しやすくするため、「ホケンショー」と印字した点字シールをご要望に応じてお配りします。詳細は下記よりご確認ください。
 http://www.kyoukaikenpo.or.jp/13,57322,109,166.html

 

● お役立ち健康づくり情報

1.協会けんぽ「糖尿病CMセミナー」のご案内
 糖尿病の重症化を予防するには、医師の治療方針に基づいた食事面、運動面の日常生活改善が必要不可欠。そこで、本セミナーでは、糖尿病を「管理」していくための術を、専門家がわかりやすくお伝えし、サポートします。
 

 <本セミナーの対象となる方について> 

 次のアイに該当する協会けんぽの加入者
 ア 栄養指導と運動指導で効果が見込めると医師が判断された糖尿病罹患者。
 イ 松山市内で開催のセミナーに、月に一度参加いただける方。
 <本セミナーの開催期間や募集定員について>
 1.セミナー開催期間 (月1回土曜日 約3時間のセミナー)
   平成23年8月20日(土)~平成24年1月21日(土)
 2.受講者募集定員
   15名様(残りわずかです。お早めにお申し込みください)
 3.募集期限
   平成23年8月12日(金)
 4.費用
   無料
 5.問い合わせ先
 企画総務部企画チーム TEL 089-947-2100
 

 詳細は下記をご覧ください。
 http://www.kyoukaikenpo.or.jp/13,69465,109,166.html

 

2. 協会けんぽ愛媛支部は「歩く」から健康づくりを応援します。
 愛媛支部では加入者の皆様の健康づくりを応援するため、ウォーキング応援サイト「てくてく四国へんろ道」を開設しています。一日の歩数に応じ、お遍路道をバーチャル体験できる仕様になっています。ネット上のライバルとしのぎを削り、四国88か所お遍路道を制覇しましょう。
 この機会に、下記リンク先よりぜひご登録下さい(登録費用は無料です)!
 http://tokuho.jp

 

● 「愛媛支部加入者の声」について

 毎号、加入者の皆様からおよせ頂いたご意見等を掲載してまいります。
 今回は、DCMホールディングス ダイキ株式会社 本田知史様からご寄稿いただきましたので、ご紹介させていただきます。

 

  「健康管理について」

 

 ある冊子をパラパラと捲っていたところ「ヘルシーカンパニー」いう言葉が目につきました。アメリカのロバート・ローゼン博士が提唱した概念で、企業が従業員の健康確保に積極的に取り組むことにより、仕事の効率化や現場の活力向上に結びつくとともに、医療費の負担という損失も減り、生産性の向上につながり、経営管理と健康管理を統合的にとらえることによって組織の収益力を高めるという考えです。 

 ん~なるほど・・・近年、毎年の社会保険料率の引き上げ(u_u;)、健診結果の有所見率の増加と、あらためて健康管理の取り組みについて一人ひとりが考える必要がありますね。 

 当社での取り組みについて一部ご紹介したいと思います。
 毎朝就業開始前に、「挨拶当番」というものがあり、玄関に立ち、「おはようございます!」と元気な声と笑顔で挨拶をします。ちょっとお疲れ気味の人、元気いっぱいの人、意外とみなさんの健康状態が把握できますよ・・・。
 

 しっかり挨拶した後は、朝礼開始前に、ラジオ体操を行います。若い人よりも、おじさん達(すみません)の方が、意識して身体を動かしているようです。また、今年度から特定保健指導を必須で実施、糖尿病セミナー参加への個人へのご案内と積極的に支援しています。 

 健康が一番大事、とよく耳にしますが身体を壊してしまうまで、その大切さに気づかないことが多いものですよね。体調が優れないために身体や頭が思うように働かないと、その人の能力が100%発揮できず、大きなマイナスになります。 

 WHOで「健康とは何事に対しても前向きの姿勢で取り組めるような精神および身体、さらに社会的にも適応している状態をいう」と定義していますように、福利厚生が充実している組織で働く安心感は、従業員の満足度や定着率の向上にもつながり、長期化する休業者発生のリスクを減らすことができます。結果、労災の予防につながり、従業員が心身ともに健康で、やる気や集中力を高めて活動することは組織の収益力を高めることになります。 

 健康保険委員として社員の健康管理をしっかり管理して「元気な会社」と言っていただけるような職場環境に積極的に取り組んでいきたいと思います。(^_^)

 
 <メールマガジンスタッフより>
 加入者の皆様方からの声を募集いたします。下記テーマで400字~800字程度にまとめていただき、お名前、ご連絡先を明記のうえ、ご意見をおよせください。
 

 テーマについて
 1 職場での健康づくり
 2 ご家庭での健康法、健康管理術、体力づくり
 3 協会管掌健康保険への提言
 その他、医療保険制度に関する件についてご自由にお書きください。
 

 お寄せいただいたご意見は、スタッフが全て目を通し業務に反映させていきたいと考えています。また、皆様の個人情報の保護に関しては、十分な配慮をさせていただきます。 

 <提出先>
 〒790-8546
 松山市三番町7-1-21ジブラルタ生命松山ビル5階
 全国健康保険協会愛媛支部
 FAX 089-947-2133


● ドクターすなみの脳のおはなし 第3回「アルツハイマー撃退法」  

 土曜日の午後、仕事を終えて歩いて本屋へ行こうと、銀天街から大街道へ。そこへ向こうからよく知っている人物が歩いてくる。向こうもわたしに気づき、笑顔を向けてくる。さて、誰だったか。よーく顔は知ってる。何度か話したこともある。しかし名前が出てこない。声をかけられる距離になるまでに名前を思い出さなくちゃ。あせればあせるほど出てきそうにない。ああ、もうそこまで来てしまった。

「やあ、お久しぶり!元気ですか?また楽しい話を聴かせてください。連絡待ってますよ」

と、誘っていただいた。しかししかし、連絡したいけど、だれ?どこへ連絡すればいいの?参った参った。一生懸命考えても思い出せない。仕事関係だったか、近所の方か、子どもの関係の知り合いか? どうしても思い出さない。 

 仕方がないので、あきらめて書店へ入った。きょうは松本清張の推理小説でまだ読んでいないのを探して、買い求めたいと思っている。
「ゼロの焦点」「わるいやつら」「点と線」「球形の荒野」「黒革の手帳」・・・はっきりとあらすじまでは覚えていないが、読んだことは覚えている。「波の塔」これを読んでみようと上下巻とも買って家へ帰った。 

 家に帰ると、妻が、

「あなた、街で山内さんのご主人にお会いしたんですってね。奥さんがさっき見えられて、この間、立て替えてあげていた会費を持ってきてくださったの。ご主人が街であなたに会ったときに、ちゃんとお返ししてくれてたら、わざわざ持って来てくださる必要はなかったのに、ご主人もど忘れしてたとおっしゃってたわ」 

 なるほど、そうだ。山内さんのご主人だった。妻のボランティアグループの仲間で催し物のときには必ずお会いして、うちへも何度かお見えになったこともあるあの快活な山内さんだった。思い出させてくれて、ちょっとすっきりした。 

 そこでコーヒーを入れ、買ってきた本をじっくりと読むことにした。読み進めていくと、何だかところどころ知っているような気がする。50ページまでくると、かなり思い出してきた。それでも自信がなく、100ページまできてしまった。ストーリーが見えてきた。心配になり、本棚を探してみる。 

 あったあった。松本清張「波の塔」は本棚にしっかりと上下巻そろってしまってあった。以前に買って、読んだことを忘れてしまっていたのだ。
 ショックだった。1500円ももったいないことをした。いや、それ以上に読んだ本のことをまったく覚えていなかったことがショックだった。

「オレってバカになったのだろうか。アルツハイマーのはじまりだろうか」

 山内さんの名前が出てこなかったことといい、買って読んだ本を忘れていたことといい、もの忘れが増えてきたなあと、落ち込んでしまいました。
 そういえば、思い当たるもの忘れは多いのです。会社で部下の名前がとっさに出てこない。いつも電話している得意先の電話番号をど忘れする。カラオケに行って、18番の曲名が出てこない。少しの間、妻にテレビの録画を頼んでいたら、録画方法をもうどうすればいいのか、忘れて自信がない。 

 そうなんです。もの忘れがひどくなると、いろんなことに自信が持てなくなります。ひょっとすると仕事上で迷惑をかけているんじゃないだろうか。どうせ覚えられないのだから、部下にまかせておこう。こんなことが続けば、これから先の将来にも不安です。そして積極性も失われ、新たなことに取り組もうとする意欲も欠けてくるでしょう。
 もの忘れ、記憶力の低下はこういった不安材料が増え、自信を失うことこそ怖いのです。 

 

 脳神経外科の外来をやっていると、もっとも多い患者さんは「頭痛」の方です。次に多いのは「めまい・ふらつき」これも多いです。3番目が「もの忘れ」の方で、

「最近、もの忘れ・ど忘れがひどくなったのですが、わたしはアルツハイマーではないでしょうか?」と、心配されて受診される方が増えてきました。

 自分ひとりで受診される方は99%、大丈夫です。なぜなら自分がもの忘れが増えたと自覚しているのですから。 

 ここで私が脳外科外来でやっている認知症かどうかの簡単な見分け方をご紹介しましょう。
 外来で患者さんと向かい合って座ります。初対面のあいさつが終わり、ひととおり問診が済みました。診察のはじめに、

「では血圧を測りますから上着をとってください」

 そして患者さんがボタンをはずしているその時をねらって

「どちらからいらっしゃいましたか?」「生年月日を教えてください」と質問します。認知症のない方には上着をとりながら、住所や生年月日を答えるのは朝飯前ですが、認知症の患者さんでは住所や生年月日を答えられても、ボタンをはずして上着をとることを忘れてしまい、もう1度促さないと上着をとってくれないのです。認知症の方では2つ以上のことを同時にすることが困難になるのです。 

 普段から2つ以上のことを同時にするように心がけましょう。ラジオを聴きながら家事をする。歌を口ずさみながらウォーキングを楽しむなど心がけましょう。

 

次回は「手続き記憶」についてお話しします。
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松山市民病院脳神経外科部長 角南 典生(すなみのりお) 先生

略歴
昭和51年3月  岡山大学医学部卒
昭和59年8月  日本脳神経外科学会専門医
昭和59年12月 医学博士
昭和60年10月 病理解剖認定医
平成元年1月  日本体育協会公認スポーツドクター
平成15年4月  松山市脳卒中対策協議会委員
   〃   松山看護専門学校非常勤講師
平成16年3月  聖カタリナ学園衛生看護専攻科非常勤講師
平成19年6月  愛媛新聞社より著書「Drすなみの脳のおはなし-頭痛から脳卒中まで-」発刊
平成20年4月  南海放送ラジオ「ドクター角南のオー脳!」スタート
平成20年11月  愛媛新聞社より第2弾「Drすなみのかしこい患者学」発刊
平成23年6月   愛媛新聞社より第3弾「脳のおはなしPART2-頭の中の小宇宙-」発刊

松山市脳卒中対策協議会委員となってから、「脳卒中の予防」の啓発に力を入れ、講演・ラジオ出演など引き受け、微力ではありますが活動をしています。
公民館を中心に土日および平日の夜、講演を行っています。
「脳のおはなし」は丸三書店で発売から連続11週、売り上げベストテンに入り、現在第5刷。第2弾の「かしこい患者学」も増刷となっています。
2008年4月から毎週日曜日午後3時「松沢はつみの南海クラシックス」の中で、15分間「ドクターすなみのオー脳!」というコーナーを設けていただき、脳の科学・脳の医学について楽しくお話させていただいております。
 


■発行 全国健康保険協会(協会けんぽ)愛媛支部 

 〒790-8546 松山市三番町7-1-21ジブラルタ生命松山ビル5階

 TEL 089-947-2100(代表)

 (愛媛支部ホームページ)http://www.kyoukaikenpo.or.jp/13,0,109.htm