平成22年度医療費分析結果から(1)
今回からシリーズとして分析について、ご紹介していきます。
今回は、基本的な指標をご紹介いたします。
男女、年代による医療費
以下のグラフは、男女別、年代別に総医療費(点数計)、受診件数(レセプト件数)、レセプト1件当たりの医療費(平均点数)、平均日数を表しています。
入院と外来を比べてもほぼ同様な結果が出ましたので、グラフは入院について掲示しています。
(点数:1点=10円)
○年齢階層別レセプト件数・点数(入院)

○年齢階層別レセプト1件当たりの点数、日数(入院)

- 0歳代(0歳~9歳)は総医療費が高く、30歳代以降男女ともに総医療費が高くなります。50歳代、60歳代で総医療費、受診される件数ともにピークを迎えることになります。
- 女性20歳代、30歳代は、妊娠に関する傷病などにより受診される件数は増えますが、総医療費にはさほど影響しないことがわかります。
- 基本的には、年齢が高くなるにつれ、平均点数も平均日数も増えていく傾向があります。女性の20歳代、30歳代で平均点数、平均日数ともに大幅に下がっている理由としては、妊娠に関する傷病は受診件数が増えるが医療費が低いため、総体を押し下げていることによるものと考えられます。
年代ごとの年間受診率一人当たりの医療費
以下のグラフは、加入者一人当たり一年間にどれだけ医療機関にかかったか(年間受診率)と、どれだけ医療費がかかったか(一人当たりの点数)を表しています。
加入者一人当たりですので、毎月受診されている方も一度も受診されていない方も混在している状況で、加入者一人当たりを計算しています。
入院と外来を比べてもほぼ同様な結果が出ましたので、グラフは入院について掲示しています。
○年間受診率と一人当たりの医療費点数(入院)

- 大きな傾向としては、男女とも大きな差異はありませんが、40歳代以降年齢が上がるにつれ、年間受診率、一人当たりの点数(医療費)が大幅に上昇しています。
- 入院では年代が上がるにつれ年間受診率、一人当たりの点数ともに男性が上回ることとなります。
傷病別の医療費
大まかな傷病別により受診件数(レセプト件数)、平均医療費(平均点数)を数値の高い順に表にしました。
入院


外来


- 入院では、新生物(がんなど)・循環器系の疾患(心疾患、脳梗塞など)がレセプト件数・平均点数ともに高い傾向を示しました。
- 外来では、呼吸器系の疾患(急性鼻咽頭炎(感冒)、肺炎、喘息など)がレセプト件数において非常に高い値となっています。しかし、平均点数では下位であるため、総医療費にそれほど影響を与えていません。
- 新生物は外来でも平均点数が高く、新生物の医療費はどの傷病と比べても高額化しています。
登録日: 2011年7月5日 / 更新日: 2011年8月1日



