今月の掲載内容《第5号》 

  1. 平成23年3月分から協会けんぽの保険料率が変わります 
  2. 医療機関・薬局の受診等にあたっての留意点
                 【第4回/全4回】
  3. 保健指導サポートvol.4 
  4. 健康コラム①「高血圧の予防に減塩の食事を」   
      
     

1.平成23年度3月分から協会けんぽの保険料率が変わります

 ○保険料率が変わります  

 協会けんぽ鳥取支部の健康保険料率は、本年3月分(4月納付分)より変更されることとなり、現行の9.34%から9.48%に改定されます。

 協会けんぽの財政についてご紹介します

設定:ある親子の会話。最近健康保険料率が変わることを新聞で知ったきょうちゃん
   お父さんに協会けんぽの財政収支について尋ねてみました。

◆◇支出◇◆

 協会けんぽの支出について教えてほしいの。お父さん、健康保険料ってどのように使われているの?  
 協会けんぽの加入者の健康保険料は、加入者や扶養家族への医療給付などが約5割、高齢者の医療制度への拠出金などが約4割使われているんだ。
   医療給付ってどういうことなの?
 簡単にいうと、医療給付は、本人や扶養家族が病気やケガをしたときや、出産や病気で休んだときに受けられるサービスのことだよ。このサービスによって、さまざまな治療や給付金が受けられるんだ。
 医療費が増えてきているって聞いたことがあるけど、この医療給付はどうして増えてきているの?

 高齢化が進展して、多くの高齢者の方が病院や薬局にかかっているよね。それに、高齢者の医療を支えるために、協会けんぽから高齢者の医療制度を支援しているんだよ。これらが増えていることが、医療費が増えている要因なんだ。

 ますます医療費は増えていくのかしら?
 残念ながら、医療費は増えていくことが予想されるよ。医療費が増えると、それをまかなっている加入者の健康保険料の負担も大きくなってしまう。そうならないようにしないといけない。
 将来、病気にならない健康な人が増えたら、医療費は増えないだろう? だから、健康診断や、健康づくり、健康相談などの協会けんぽの保健事業を通して加入者が健康でいられることが大切だと思うんだ。
 大きな病気にかからないためにも、健診を受けて、病気を予防することが大事なのね。
 そうだね。そのほかにも、低価格なジェネリック医薬品の使用を進めたり、医療機関からの誤った保険請求がないかどうか点検することによって、医療費の支出を抑えることもできる。協会けんぽは、こういった責務も担っているよ。協会けんぽの使命は、加入者の健康と医療を支え続けることなんだ。
 お父さん、お母さん。家族のためにも、ちゃんと健診を受けて、いつまでも健康でいてね。

◆◇収入◇◆ 

 健康保険の収入は、加入者の保険料によって支えられているのね。

 そうなんだ。しかし、不安もある。加入者が医療を受ける機会は不況でも極端に減ることはない。けれど、それら医療を支える保険料収入は経済状況の悪化が続くと大きく減ってしまうんだ。

 

 つまり、いまは経済状況が悪いので、支出の方が収入を上回ってしまうのね。

 そうだね。支出に対して不足している赤字分は借入金などで補っているんだ。それに、国からの支援金として国庫補助金が収入に含まれているよ。国庫補助金が収入に占める割合、つまり国庫補助の率が大きければ大きいほど、加入者の保険料のみに頼らなくてよいから財政収支が安定する。そうすると、加入者の保険料負担をなるべく抑えることができるんだ。
 平成21年度の決算では国庫補助率は13%だよね。国庫補助率を上げることはできないのかしら?
 国庫補助率は、法律で決まっているんだ。平成22年度の国庫補助率は、16.4%だった。そして、平成23年度の国庫補助率はいくらかというと、据え置きになって16.4%のままなんだ。だから、国庫補助率を法律の上限である20%へ引き上げるよう、協会けんぽは引き続き国に要請しているよ。

 協会けんぽ鳥取支部は、皆さまの健康保持・増進の取り組みを推進するとともに、国に対しさらなる国庫補助の増額などを求めていきます。地域の医療費適正化の対策、健診・特定保健指導実施率の向上、現金給付適正化の対策、ジェネリック医薬品の使用促進など、加入者や事業主の皆さまのご負担の軽減に向け、今後とも職員一丸となって鋭意努力してまいりますので、何とぞご理解ご協力をよろしくお願いします。

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 2.医療機関・薬局の受診等にあたっての留意点
                 【第4回/全4回】

今回は、医療機関・薬局を受診する際の留意事項をご紹介します。

 ◆ジェネリック医薬品の利用を、医師・薬剤師に相談してみましょう 

 ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同一の有効成分を同一量含み、効能・効果・用法・用量が基本的に同じで、先発医薬品と同等の臨床効果が得られると国から承認された低価格な医薬品です。このお薬を使用することにより、お薬代の負担の軽減につながります。ジェネリック医薬品は医師による処方箋が必要ですので、まずは医師・薬剤師にご相談ください。 
 

※すべてのお薬にジェネリック医薬品があるわけではありません。使用できる病気(効能)
 が異なる場合や、在庫がない場合などは切り替えることができない場合があります。

【ジェネリック医薬品の副作用について】
 万が一、副作用による健康被害が生じた場合に備えて、先発医薬品だけでなくジェネリック医薬品にも、医療費などの給付を行い救済する制度(医薬品副作用被害救済制度)があります。詳細は、医薬品医療機器総合機構にご確認ください。(電話:0120-149-931)
 

 ◆「ジェネリック医薬品希望シール」をお送りします

 ぜひ「ジェネリック医薬品希望シール」をご利用ください。希望シールを貼った健康保険証を窓口に提示するだけで、医師や薬剤師にジェネリック医薬品の希望を簡単に伝えることができます。
 ジェネリック医薬品希望シールは、鳥取支部窓口・倉吉・米子の年金事務所内窓口に設置しているほか、郵便による送付も行っておりますので、ご希望の方は鳥取支部企画総務グループまでお電話ください。
 

「ジェネリック医薬品希望シール」
は保険証に貼ることができます。

 ◆◇◆ 本シリーズの最後に ◆◇◆

 シリーズでお伝えしてきましたように、「重複受診」や「コンビニ受診」を避けたり、ジェネリック医薬品を利用することにより、限られた医療費を有効に活用することができます。このような医療費の有効活用に、ぜひご理解とご協力をお願いします。 

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3.保健指導サポート vol.4
 「家族のサポートを得てメタボから脱出」
 

今回はHさんの保健指導の模様をお伝えします。

 Hさんは、腹囲、血圧、中性脂肪がいずれも高く、メタボリックシンドロームに該当したため、積極的支援の対象となりました。 
 
 保健師はまず、食事面で食事の量を減らすことを提案しました。
 家族の理解もあって、食事の内容は豆腐料理・野菜中心の料理が増え、腹八分で済むような食事の量になりました。
 運動の習慣もなくストレスも蓄積傾向で、リフレッシュも必要のようでした。
   ストレスも少しお持ちのようですが、何かリフレッシュするためにしていることはありますか?
 愛犬と散歩することですね。週末によく河川敷を散歩しています。
   そうですか。愛犬と散歩を週末にされるのですか。いいですね。平日はどうですか? 平日でも愛犬と散歩してみてはいかがでしょう。仕事が終わってからになるので大変ですが、出来そうですか?
 毎日はできないかもしれません。でも、それならやってみます。
   
  4.2kgの減量に成功し、中性脂肪と血圧に大きな改善がみられました。

  愛犬の散歩、続いています。時々、娘も今回の保健指導を知って、一緒に散歩しています。1時間くらい歩いていますが、いい運動になっています。
また、妻が食事を野菜中心のメニューにしてくれています。
本当に家族に感謝しています。

 家族の理解を得られた好事例です。今回の保健指導サポートの成功は、本人の意欲のみならず、家族の励ましによるところが大きかったようです。

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  4.健康コラム① 「高血圧の予防に減塩の食事を」

 

鳥取市は即席めんの購入量が1位!   

 

 即席めんを一人当たりで最も購入しているのはどこかご存じですか?それは、鳥取県 鳥取市です。理由として、女性の就業率の高さが影響しているのではないでしょうか。

 その即席めんには、1袋およそ4~7gの塩分量が含まれています。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、1日の塩分摂取の目標値は男性9g未満、女性7.5g未満としています。即席めん1食分で目標値の半分ほどの塩分量を摂取してしまいます。

   

高血圧予備軍にならないために! 

 

 鳥取県は、高血圧の予備群が全国と比較して多いことが分かります。右は生活習慣病予防健診を受けた方のうち、血圧のリスクを持っている人の割合を比較したものです。鳥取県はほとんどの年代で男女ともに、全国の値を上回っていることが分かります。

 高血圧になる原因は、「塩分の摂り過ぎ」だけではありませんが、高血圧の予防のためには塩分の摂り過ぎには十分注意しましょう。そして、バランスの良い食事や規則正しい生活、適度な運動により生活習慣病を予防しましょう。

 

「品目別支出金額及び年間購入数量の県庁所在市別
 ランキング(平成19~21年平均)」(総務省)

食塩は「減らして」「排出する」することが大切です 

 ●食塩を「減らす」 

 ①新鮮な食材を使いましょう。素材そのもののうまみで
  おいしく!
 ②こしょう・ハーブなどの香辛料を上手に活用しましょう。
 ③酢・レモン・ゆずなどの酸味をきかせましょう。
 ④熱いものは熱く、冷たいものは冷たくすると、味が
  
鮮明なります。
 ⑤魚に塩を振るときは、水分が多いと味がぼやけます。
  水気をしっかり拭きとりましょう。

                            

 ●食塩を「排出する」

カリウムは体内の余分な塩分を排出する作用があります。

                          

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編集後記 

 4月1日より、平成23年度健康診断の申込みの受付けを開始します。それに先立ち3月22日から28日までテレビCMを放映いたします。会社の健診にぜひ協会けんぽの生活習慣病予防健診をご活用下さい。


 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、 亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈り申し上げます。被災された皆様に対しましては、謹んでお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます
 被災住民の避難生活が長期化することが懸念されます。各地から保健師が派遣され、避難住民の健康相談や心のケア、感染症防止等の健康管理にあたっていますが、一刻も早く被災者に医療関係の支援の輪が広がりますように。

 東北地方太平洋沖地震による被災に伴い、被保険者証を提示できない場合においても、発行支部に関わらず、『氏名、生年月日、事業所名』を申し出ることで医療機関を受診することができます。(受診する医療機関にお問合せください。) 

 次回は5月20日発刊予定です。

発行

 全国健康保険協会鳥取支部 企画総務グループ

 〒680‐8560 鳥取市扇町58 ナカヤビル4階  

 ☎0857‐25‐0051

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自分の健康状態をチェックするためにも、年1回健診を受診しましょう

 

協会けんぽはジェネリック医薬品の使用を推奨しています

ジェネリック医薬品を希望される場合は、医師・薬剤師にご相談ください